C.C.メルセデス

クリストファー・メルセデス：プロ野球選手のプロフィール

クリストファー・クリソストモ・メルセデス（Cristopher Crisostomo Mercedes）は、1994年3月8日にドミニカ共和国のラ・ロマーナで生まれたプロ野球選手です。彼は左投両打の投手で、日本のプロ野球チーム、千葉ロッテマリーンズに所属しています。また、2021年の東京オリンピックではドミニカ代表として野球に出場し、銅メダルを獲得しました。

経歴

プロ入り前

メルセデスは2011年7月6日、タンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、プロキャリアをスタートさせました。2012年から2014年までのルーキーリーグで着実に成長し、特に2015年のA-級ハドソンバレー・レネゲーズでは2勝0敗、防御率2.85の成績を収めました。

巨人時代

2017年には読売ジャイアンツと育成選手契約を結び、イースタン・リーグでの活躍を経て、2018年に支配下選手として登録。初登板から好調を維持し、8月24日の阪神タイガース戦では初完封を達成しました。2019年には8勝8敗を記録し、チームのリーグ優勝にも貢献しましたが、2021年には左肘の問題に悩まされました。

ロッテ加入

2022年12月、千葉ロッテマリーンズに移籍。移籍初年度に安定した成績を残し、ポストシーズンにも登板しました。2023年には再び開幕ローテーションに入り、好成績を収めています。

代表経歴

2021年の東京オリンピックではドミニカ代表として出場し、特に韓国との3位決定戦では無失点で投げ、メダル獲得に大きく寄与しました。彼の活躍により、ドミニカ共和国の野球史上初のメダル獲得につながりました。

投手としての特徴

メルセデスは平均的に140km/hの球速を持ちながらも、右打者に対し内角を攻めるストレート（通称「真っスラ」）が大きな武器です。スライダーやチェンジアップなどの変化球も駆使し、相手バッターを打たせて取るスタイルで投球しています。また、迅速な投球テンポでも知られており、2019年には両リーグで平均的な投球間隔が最短でした。

人物・プライベート

メルセデスは野球への熱意を持ちながらも、特に家族を大切にしている選手です。故郷に残る妻と息子とのテレビ電話が日課で、シーズンにおいても家族とのつながりを重視しています。彼は自称「バナナ丼」のファンで、食事の際にバナナを好んで取り入れています。憧れの選手は名投手ランディ・ジョンソンで、柔軟な思考を持ち続けています。

記録

彼のプロ野球での主な記録には、初登板からの無失点記録や完封勝利の達成も含まれ、多くのファンに愛されています。2024年のシーズンに向けた期待が高まりつつあるメルセデスから目が離せません。

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