C4(シー・フォー)
C4は、日本のロックバンドとして
2007年に結成されました。メンバーは、90年代の音楽シーンで名を馳せたアーティストたちによって構成されており、初期は旧バンドのカバーを主とした活動が中心でした。しかし、
2008年5月に初のフルアルバム『Cyclotron 4』をリリースしたことによって、本格的な活動が始まりました。
バンドは特定の
プロダクションや
レコード会社には所属せず、ボーカルである
TOKIが経営する企業のもとでセルフプロデュースを行っています。この方法により、自己の音楽スタイルを自由に追求できる環境が整っているのです。
TOKIが手掛ける歌詞は、耳障りの良さを追求するのではなく、真実を語ることに重きを置いているとされています。彼のブログでは、バンドがCDやコンサートの宣伝を控えている理由として、「宣伝費がファンへの負担につながるから」と述べています。
C4のデビューシングルである『Crocodile Vibration』は、
オリコンインディーズチャートで1位を獲得し、その後はチャートへの関心が薄れていきました。流通に関しては、自社の流通機構「VIPER EXPRESS」を中心に、直接販売や特約店のみを通じた販売を行っています。このスタイルは、ファンとの密接な関係を築くための一環と言えるでしょう。
活動を通じて、毎年1
2月には「総決算ライブ」を実施し、その年の活動を振り返る公演が行われています。このイベントは、メンバーが揃ってからは
新宿BLAZEや新宿ReNYといった定番の会場で開催され、映像化もされています。
しかし2023年にはメンバーのTomoiが脳梗塞により緊急入院し、活動の継続が危ぶまれる事態となりました。2024年現在、Tomoiの復帰が待たれており、実質的には活動が見合わせられています。
C4の歴史においては、初ライブが行われた
2007年から順次、音楽シーンでの地位を確立してきました。初ライブから10ヶ月はイベント参加にとどまりましたが、
2008年にはフルアルバムのリリースとともに大きなスタートを切りました。続いて行われたワンマンライブも即完売し、C4の人気が高まったことを示しています。
その後も、C4はさまざまなイベントを主催し、他のアーティストとのコラボレーションも多く行ってきました。多くのアルバムリリースと共に、ベストアルバムやライブDVDも制作され、ファンの間での支持が広がっています。特に、
2015年にはHIV/AIDSの支援を目的としたチャリティライブが開催されており、社会的な貢献にも励んでいます。
メンバー
現在のメンバーは、以下の通りです。
ディスコグラフィー
C4の discography には、シングルやアルバム、ベストアルバムが含まれており、近年も新作を続々とリリースしています。特に、アルバム『DETNIX』は、前作からの3年ぶりの作品として注目を集めました。
C4は、自由な音楽表現を追求し続けることにより、今後も日本のロックシーンでその存在感を示し続けることでしょう。