C401SA

C401SA（シー ヨンマルイチ エスエイ）は、三洋電機（現在の京セラSANYOブランド）が製造し、au（KDDI・沖縄セルラー電話）から発売された第二世代携帯電話（cdmaOne）端末です。2000年11月22日に発売され、当時の携帯電話市場においていくつかの特徴的な技術や機能が搭載されていました。

特徴

C401SAは、EZweb@mailサービスに対応した初の端末として登場しました。このサービスは、携帯電話でのメール利用を大きく進化させました。当時の折りたたみ式携帯電話は、アンテナがディスプレイ側に配置されるのが一般的でしたが、C401SAではアンテナをヒンジ部分に設置する独自のデザインを採用しました。この設計により、端末を開いた際にアンテナが邪魔にならず、より快適に利用できるようになりました。

また、C401SAは当時としては最大級の2インチディスプレイを搭載していました。これにより、より大きく、見やすい画面でコンテンツを楽しむことができました。さらに、サブディスプレイも搭載しており、折りたたんだ状態でも時刻、着信、電波状況、バッテリー残量などを確認することが可能でした。サブディスプレイは当時としては珍しい機能でしたが、C401SAの登場以降、多くの折りたたみ式携帯電話に採用されるようになりました。ただし、一部の機種ではサブディスプレイが搭載されていないものもありました。

C401SAには、「キャラミーゴ」というアミューズメント機能も搭載されていました。これは、待ち受け画面でキャラクターが動くだけでなく、キャラクターがユーザーに語りかけたり、通話やEZwebの利用で貯まる「ミーゴポイント」を使って専用サイトから画像やアイテムをダウンロードできる機能です。この機能は、当時のユーザーに新しい携帯電話の楽しみ方を提供しました。

C401SAをベースに、グローバルパスポートCDMAに対応させたモデルとして、2001年にC412SAとC1001SAが発売されました。

沿革

2000年7月24日：電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A00-0725JP、J00-0186）。
[2000年]]8月9日：テレコムエンジニアリングセンター]による[[技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号XZAB0006）。
2000年11月22日：C401SA発売。
2001年3月1日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得（工事設計認証番号XZAB0008）。
2001年6月4日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得（工事設計認証番号XZAB0011）。
2012年7月22日：cdmaOneサービスの終了に伴い、C401SAを含むcdmaOne端末の利用がこの日限りで終了。

C401SAは、その革新的な機能とデザインで、当時の携帯電話市場に大きな影響を与えました。特に、サブディスプレイの搭載は、その後の携帯電話のトレンドを大きく変えるきっかけとなりました。また、EZweb@mailサービスの導入により、携帯電話が単なる通話ツールから情報端末へと進化する流れを加速させました。

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