C402DE(シーヨンマルニディーイー)
C402DEは、日本の大手電機メーカーである
デンソーが開発し、au(
KDDI・
沖縄セルラー電話)から発売された第二世代
携帯電話(cdmaOne)端末です。
2000年代初頭に登場したこの端末は、当時としては先進的な機能とデザインを備えており、多くのユーザーに利用されました。
デザインの特徴
C402DEは、全体的に丸みを帯びたストレート型のデザインが特徴です。手に馴染みやすく、持ちやすい形状が考慮されていました。ボタン部分は、青色から白色への美しいグラデーションが施されており、デザインのアクセントになっています。また、本体側面にはタッチセンサーが搭載されており、キー操作無効状態を解除する際に、端末を握るだけで簡単に操作できるという利便性も備えています。
機能
C402DEは、EZweb@mailに対応しており、当時普及し始めた
携帯電話でのメール機能を快適に利用することができました。また、
デンソー製の他機種にも搭載されていた人気キャラクター「ウィリーくん」が本機にも採用されています。待受画面の「ウィリーホーム」は、EZwebサイトの「ウィリータウン」と連動しており、ウィリータウンでダウンロードしたアイテムをウィリーホームに配置して楽しむことができました。これにより、ユーザーは自分の端末をカスタマイズし、個性を表現することが可能になりました。
歴史
C402DEは、
2000年7月6日に
電気通信端末機器審査協会による
技術基準適合認定の設計認証を取得(設計認証番号A00-0657JP、J00-0168)し、同年8月8日には
テレコムエンジニアリングセンターによる
技術基準適合証明の工事設計認証(工事設計認証番号XZAB0005)を得ました。
そして、
2000年12月22日に満を持して発売されました。しかし、2012年7月22日にauのcdmaOneサービスが終了したことに伴い、C402DEもその役目を終え、使用することができなくなりました。
その他
C402DEは、
デンソーが製造した最後のau端末となりました。この端末の発売後、
デンソーはau向けの
携帯電話端末の製造から撤退しました。そのため、C402DEは、
デンソーがauの
携帯電話市場に足跡を残した最後の機種として、その歴史的な価値も評価されています。
参考情報
製品アーカイブ C402DE - ウェイバックマシン(2009年9月29日アーカイブ分) au
「EZweb」における「@mail」の提供及び「@mail」に対応したカラー液晶搭載の新
携帯電話機について - IDO過去のニュースリリース (
KDDI).
* ケータイ新製品SHOW CASE au C402DE - ケータイWatch