Cz52

Cz52自動拳銃

Cz52（Ceska zbrojovka Model 52）は、1952年にチェコスロバキアのチェスカー・ズブロヨフカ国営会社で開発された軍用自動拳銃です。

概要

ワルサーPPの影響を受けたデザインで、7.62x25mmトカレフ弾または.22リード・エクスプレス弾を使用します。ローラーロッキング機構を利用したショートリコイル方式で作動し、このローラーロックはMG42機関銃のようなフルロックです。しかし、高コストで複雑なメカニズムのため、小型な拳銃には不向きな面もあります。

マガジンはシングルカラムで、マガジンキャッチはグリップエンドにあり、リロードには両手が必要です。また、ファイアリングピンの位置が高く、グリップ位置が低くなるため、マズルジャンプが大きくなる傾向があります。しかし、7.62x25mmトカレフ弾のような小口径高速弾を使用することで、鋭い反動を持ちながらも高い命中精度を実現しています。工具なしで簡単な分解が可能で、整備性も高いです。

1982年にCz82が登場するまでチェコスロバキア軍に制式採用されていました。その後、冷戦終結後の1990年代以降に放出品として民間市場に出回りました。

特徴

ローラーロッキング機構: 高い強度と信頼性を実現。
7.62x25mmトカレフ弾: 高速で貫通力のある弾薬。
高い命中精度: 軍用拳銃として要求される性能を満たす。
簡単な分解: メンテナンスが容易。

登場作品

『沈黙の鎮魂歌』：ミカエルが使用。
『ヨルムンガンド』：陳国明が銃剣を付けて使用。

関連項目

自動拳銃
Cz75
トカレフTT-33
グロスフスMG42[[機関銃]]

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