D502i

デジタル・ムーバ D502i HYPER について

デジタル・ムーバ D502i HYPERは、三菱電機が開発し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話（mova）端末です。この端末は、三菱電機にとって初のカラー液晶搭載モデルであり、NTTドコモとしてはF502iに次ぐ2番目のカラー液晶搭載機として、当時の携帯電話市場に新たな彩りを加えました。

主な特徴

D502i HYPERの最大の特徴は、そのカラー液晶ディスプレイです。それまでのモノクロ表示が主流だった携帯電話市場において、カラー表示は視覚的なインパクトが大きく、ユーザーエクスペリエンスを大きく向上させました。このカラー液晶の採用は、後の携帯電話の高機能化、多機能化への大きな一歩となりました。

開発と発売

この端末は、1999年10月16日に電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証（設計認証番号A99-0878JP、J99-1216）を取得しました。続けて、1999年10月20日にはテレコムエンジニアリングセンターによる技術基準適合証明の工事設計認証（工事設計認証番号WAA0028）を取得し、技術的な準備が整いました。

そして、2000年1月5日に正式に発表され、2000年1月7日に発売されました。当時の携帯電話は、今とは異なり、新機種が発表されるとすぐに店頭に並ぶ、という流れがありました。D502i HYPERもその例に漏れず、発表から間を置かずに発売され、多くのユーザーの手に渡りました。

movaサービス終了とD502i HYPER

2012年3月31日、NTTドコモのmovaサービスが終了しました。これに伴い、D502i HYPERを含む全てのmova端末は、その使用を終えることとなりました。このサービス終了は、携帯電話の技術革新の速さと、時代の流れを象徴する出来事でした。

その他の情報

D502i HYPERは、当時の携帯電話市場において、カラー液晶搭載という新しいトレンドを牽引した機種の一つです。その後の携帯電話の進化に大きな影響を与えました。

関連情報として、NTTドコモの携帯電話端末一覧を参照することで、この端末がどのような位置づけであったのかをより深く理解することができます。

まとめ

デジタル・ムーバ D502i HYPERは、三菱電機が手掛けた初のカラー液晶搭載携帯電話であり、ドコモの携帯電話の進化を語る上で欠かせない一台です。その登場からサービス終了まで、技術革新の歴史を垣間見ることができます。この端末は、カラー液晶という新しい要素を導入しただけでなく、その後の携帯電話の進化の方向性を決定づけた、重要なモデルの一つであると言えるでしょう。

もう一度検索