F502i

デジタル・ムーバ F502i HYPER

「デジタル・ムーバ F502i HYPER」は、富士通によって製造されたNTTドコモの携帯電話（mova）端末です。1999年2月にサービスが開始されたiモードに対応した端末の第2世代である502iシリーズとして、最初に市場に投入されました。

概要

この端末の最大の特徴は、携帯電話として初めてカラー液晶ディスプレイを搭載した点です。これにより、従来のモノクロ表示しかなかった携帯電話と比較して、より豊かな情報表現が可能になりました。

また、電話帳に登録された相手からの着信があった際に、その相手の顔写真などの画像を画面に表示させる「メモリ指定画像表示」機能を搭載しています。これにより、誰からの着信かが一目で分かりやすくなりました。さらに、3和音の着信メロディである「ハーモニーメロディ」に対応しており、内蔵された10曲に加えて、ユーザー自身が作成したメロディを最大5曲まで登録することができました。

歴史

1999年11月30日：NTTドコモから公式に発表されました。
1999年12月3日：一般消費者向けに発売が開始されました。
2012年3月31日：movaサービスの終了に伴い、この日をもって利用ができなくなりました。

「デジタル・ムーバ F502i HYPER」は、カラー液晶の採用や画像表示機能など、当時の携帯電話の進化を象徴するモデルであり、後の携帯電話の多機能化の先駆けとなりました。

主な機能

カラー液晶ディスプレイ
メモリ指定画像表示機能
ハーモニーメロディ（3和音着信メロディ）
iモード対応

関連事項

F503i：後継機種の一つ

「デジタル・ムーバ F502i HYPER」は、携帯電話の歴史において重要な役割を果たした端末であり、その技術革新は今日のスマートフォンにも繋がっています。

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