DABO銀

『DABO銀』の概要

『DABO銀』（だぼぎん）は、1995年4月3日から1996年3月25日まで、テレビ朝日で毎週月曜日に放送されていたバラエティ番組です。この番組は、当時人気を博していた銀座7丁目劇場に出演する芸人たちを中心に構成されていました。

番組の内容

『DABO銀』は、若手芸人が手持ちのハンディカムを使って制作した面白い動画や写真をプレゼンテーションするスタイルで進行しました。番組内ではMCであるうじきつよしと安岡力也、そしてプロデューサーの横澤彪が、芸人たちの作品を見て行く中でコメントを行い、面白いと判断された内容は放送される仕組みでした。このような評価を受けることによって、クリエイターとしての自信を育む一助となっていました。

賞金制度も設けられ、特に面白いと判断されたネタには賞金が贈呈されるため、芸人たちはしのぎを削りながら独創的なアイデアを生み出していました。この番組は、若手芸人たちにとって新たなチャンスを提供し、同時に視聴者にとっても新鮮な笑いを届けるコンテンツとして人気を集めていました。

特に、ロンドンブーツ1号2号は『DABO銀』に出演し、その才能を多くの人々に知らしめるきっかけとなり、番組終了後も成長を続けました。この番組での成功を受け、彼らは同じスタッフによる後番組「あなあきロンドンブーツ」でさらなる活躍を見せました。

出演者

メインMCを務めたのは、うじきつよしと安岡力也の二人です。彼らは番組を盛り上げる存在として、独自のキャラクターを活かした進行を行い、視聴者との距離感をぐっと引き寄せる役割を果たしました。

また、番組に出演した若手芸人たちには、ロンドンブーツ1号2号のほか、ココリコ、DonDokoDon、犬ティッシュ、インパクト、ペナルティ、ピンポイント、ツインカム、桧・友野、そしてとっかん小僧、ダブルモッシュ、なかよし、チープスープ、はりけ〜んず、あ・うんず、モリマンなどお馴染みの顔ぶれが揃い、それぞれの個性豊かなパフォーマンスで視聴者を楽しませました。

特徴や影響

この番組の特徴は、芸人たちが自ら制作したコンテンツを評価されるという点にあります。従来のバラエティ番組とは異なり、若手芸人たちが自由に自分のアイデアを表現できる場であったため、視聴者にとっても新鮮な驚きを提供しました。『DABO銀』の終了後でも、そのスタイルや影響が多くの後続のバラエティ番組に引き継がれていきました。また、若手芸人の台頭を促す重要な役割を果たし、彼らのキャリアにとって意義深いものとなったのです。

『DABO銀』は、ただのエンターテインメントに留まらず、若手芸人たちのクリエイティブな挑戦を後押しした画期的な番組であったと言えるでしょう。

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