DAM (カラオケ)

DAM（ダム）: 第一興商の業務用カラオケブランド

概要

DAM（Daiichikosho Amusement Multimedia）は、第一興商が展開する業務用通信カラオケのブランドです。1994年の登場以来、カラオケ市場においてJOYSOUNDと並ぶ存在としてシェアを取り続けています。スローガンには「Sing for Smile うたって元気だしてこー!」が掲げられ、音楽を通じて世の中を元気にしようというメッセージが込められています。

発展と競争

1996年には早くも業界シェアの首位に立ち、その地位を維持しています。DAMは一般的に洋楽の配信数が豊富であることが特徴ですが、楽曲数全体ではJOYSOUNDに劣る面もあります。特に特定のジャンルやマイナー曲の収録数には課題があります。それでも、最新機種「LIVE DAM Ai」シリーズでは、2020年時点で約27万1000曲が配信されており、特定アーティストの楽曲も収録されています。

技術の変化

2010年にはISDN回線による配信を終了し、その後はブロードバンドまたはアナログ回線への移行が求められました。これは通信環境の変化に対応した結果です。新しい機種ではデータ転送の効率が向上し、ユーザー体験を向上させる様々な技術が導入されています。

シリーズの特徴

DAMシリーズ

初代DAM-6400シリーズは1994年に発売され、音楽の背景にVCD動画を搭載。進化を続け、コントロールや配信技術も向上してきました。DAM-G128シリーズからは新たに音源の性能が向上し、DVDにも対応した機種が登場しました。

cyber DAMシリーズ

2000年に登場したcyber DAMシリーズでは、ハードディスクを採用したことで、動画データの統合と操作性向上が実現されました。これにより、コンパクトで高機能なカラオケシステムが提供され、ユーザーのニーズに応えることができました。このシリーズでは、自己評価機能やカロリーカラオケのような新たなコンテンツも取り入れられました。

LIVE DAMシリーズ

さらに、2010年から展開されているLIVE DAMシリーズは、最新の技術を駆使しており、音声認識機能を搭載したDAM-XG8000など、ユーザーの操作性とエンターテインメント性を向上させています。特に、業界初の感性に基づく評価システムも採用されており、従来の採点方式からの進化が見られます。

カラオケ機能とコンテンツ

DAMシリーズでは、精密採点や様々なゲーム要素を取り入れた採点機能が多くあり、市場のニーズに応じたサービスを展開しています。また、カラオケを通じて歌を応援し、楽しむ場を提供することを常に意識しています。特に、最新機種では本体にタッチパネルを搭載し、視覚的にも楽しめる体験を提供しています。

まとめ

DAMは、第一興商によって支えられる日本のカラオケ文化の重要な成果物であり、競争が激化する中、今後の発展が期待されるブランドです。音楽で人々を元気にするという理念を持ち続け、不断の進化を続けていくことでしょう。その存在は今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

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