DMM.com Base

株式会社DMM.com Base：DMMグループの物流を支える企業

株式会社DMM.com Baseは、DMMグループにおける重要な役割を担う物流企業です。石川県加賀市に大規模な物流センターを擁し、DVD、Blu-rayなどの映像パッケージメディアや、DMM.comのインターネット通販事業を支える物流サービスを提供しています。 同社の歴史は、現在の姿からは想像もつかない多様な事業展開から始まりました。

創業から多角経営へ

1977年、亀山敬司氏の父と実姉によって創業されました。当初は加賀市内のショッピングセンターでフルーツパーラーを経営するなど、飲食事業を展開していました。その後、1983年に亀山敬司氏が経営に参加すると事業は大きく変化していきます。1986年にはレンタルビデオ店を運営開始。その後、事業を拡大、多角化していく中で、1997年には本格的に物流事業へ参入しました。スーパーマーケット跡地を利用した物流センターを設立し、この拠点がDMM.comの成長の礎を築きます。

DMM.comとの連携と物流事業の拡大

1998年、松栄立也氏の入社を機に、DMM.comの前身となるインターネット配信サイト「DMM」が開始されます。同社はこのインターネット配信サイトの運営と密接に関わり合いを持ちながら、事業を拡大。2001年には加賀市に本格的な物流センターを完成させ、2003年にはDMMのDVDレンタル業務を受託しました。この頃から、DMM.comの成長と共に、同社の物流事業は飛躍的に発展していきます。

多様な事業展開と現在の姿

物流事業以外にも、映像パッケージメディアの製造・加工、作家ロイヤリティーの管理など幅広い事業を展開してきました。かつては、書店、レンタルビデオ、カラオケ、ネットカフェなどを集約した複合アミューズメント施設「KC」を運営していましたが、2020年に閉鎖。現在は、DMMグループ各社の物流を支える中心的な役割を担い、その規模はますます拡大を続けています。2012年には物流倉庫の屋上にメガソーラー設備を建設するなど、環境への配慮も進めています。2015年には社名を株式会社DMM.com Baseに変更。2022年には東京に本社を移転し、新たなステージへと進んでいます。

過去の事業

かつては、多様な事業を展開しており、その中には、現在では馴染みのないものも含まれています。例えば、創業時のフルーツパーラー「フルーツパーラー森永」や、ビデオシティKCなどのレンタルビデオ店です。ビデオシティKCは加賀市内に複数店舗を展開し、地域に密着した事業を展開していました。さらに、複合アミューズメント施設「KC」は、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIを参考に設計されており、書店、レンタルショップ、カラオケ、ネットカフェなどを備えたエンターテイメント施設として知られていました。これらの事業を通して、地域経済への貢献も果たしてきました。

DMMグループの一員として

株式会社DMM.com Baseは、DMMグループの一員として、DMM.comを始めとするグループ各社の物流を支え、その成長に貢献しています。創業から現在まで、多様な事業展開と進化を遂げ、常に時代の変化に対応しながら、発展を続けている企業と言えるでしょう。

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