DSBグループ潮見ビル

DSBグループ潮見ビルについて

DSBグループ潮見ビルは、東京都江東区潮見に位置する現代的なオフィスビルです。このビルは、1995年4月に「潮見コヤマビル」として竣工し、三菱地所が設計・監理を行い、施工は清水建設が担当しました。その後、1995年5月には内田洋行が東京地域に散在していたオフィスを統合し、「内田洋行潮見オフィス」として利用し始めました。

当初、このビルのオーナーは新宿小山ビルで、三菱地所が関与するサブリース物件として運用されていました。その後、2008年2月にドイツの投資ファンド「ユニオンインベストメント」が約200億円でこのビルを購入しました。2010年、内田洋行は新川オフィスや清澄オフィスなどの拠点を別の場所へ移転し、ビルの名称を「潮見GATE SQUARE」に変更しました。

さらに、2014年夏にだいこう証券ビジネスが分散していたオフィスを集約するために本社をこのビルに移転させたことから、再度名称が「DSBグループ潮見ビル」に改称されました。2018年3月には、本ビルが再度清水建設の信託受益権に移り、その後リノベーションが行われ、9月にはヒューリックに売却されています。整った設備と利便性を兼ね備えたこのビルは、ビジネス拠点として多くの企業に利用されています。

ロケ地としての利用

このビルは、テレビドラマ「踊る大捜査線」の湾岸警察署のモデルとして使用されており、特に外観やエントランスがロケ地に選ばれました。このドラマの映画版である『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』の冒頭シーンでもその姿が確認できます。内田洋行が本社を置いていた当時、1階ロビーには湾岸署の模型が展示されており、訪れる人々に親しまれていました。 テレビドラマの初期のシーンはフジテレビ本社屋のV4スタジオで撮影され、以降の劇場版においては東宝スタジオでの撮影が行われています。

アクセスと周辺情報

DSBグループ潮見ビルへのアクセスは非常に便利で、東日本旅客鉄道京葉線の潮見駅から徒歩わずか3分の位置にあります。この立地により、都心部からの移動も容易で、ビジネスマンにも人気のスポットとなっています。また、周囲には飲食店やカルチャースペースなども点在し、働く環境としても充実しています。

このビルは、近代的なオフィス環境と歴史的な背景を持ち合わせているため、多くの企業にとって魅力的な選択肢となっています。ビル内外でのリノベーションや新たなテナントの導入に伴い、今後の発展にも期待が寄せられています。

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