DiXiM (ディクシム)
DiXiMは、株式会社デジオンが開発・販売している、家庭内でのデータ共有を目的としたソフトウェアです。
Digital Living Network Alliance(DLNA)が定めるガイドラインに準拠して開発されており、ホームネットワーク環境でのメディア共有を容易にします。
概要
DiXiMは、UPnP(Universal Plug and Play)に対応しており、DiXiM同士だけでなく、UPnP AV DCP(Device Control Profile)に対応した様々な製品と連携できます。これにより、映像や音楽などのコンテンツをネットワーク上で共有し、家庭内の様々なデバイスで楽しむことが可能です。
2004年9月にはソフトウェア単体での販売が開始され、
2006年5月28日にはDiXiM2が発売されました。その後、ソフト単体での販売は一時中断されましたが、
アイ・オー・データ機器のLANDISK製品に最新版が無償添付される形で提供が再開されました。
2009年7月15日には、DTCP-IPに対応したDiXiM Digital TVがダウンロード販売され、著作権保護されたコンテンツの共有も可能になりました。
DiXiMは、NECのハードディスクレコーダー「AX300」、
東芝のテレビ「REGZA ZH500/ZV500」用ハードディスクレコーダー、
日立製作所の「
WoooTV UT770」などの
ファームウェアとしても採用されており、幅広い機器で利用されています。
タブレット端末・スマートフォン向けDiXiM
DiXiM for Android
DiXiM for Androidは、特定のAndroidスマートフォンおよびタブレット端末にプリインストールされています。具体的には、NECカシオ モバイルコミュニケーションズ/
日本電気製、
富士通モバイルコミュニケーションズ/
富士通製、
京セラ製の端末に搭載されています。他の機種ではダウンロードできないため、利用は制限されています。また、レコーダーの機種や録画モードによっては、放送転送や録画番組の再生ができない場合があります。
DiXiM DMC
DiXiM DMCは、iOS(iPhone・iPad・iPod touch)向けのアプリケーションとして提供されています。このバージョンはDTCP-IPには対応していませんが、その他の機能を利用できます。
DiXiM Digital TV (iOS)
2013年4月25日には、iOS向けにDTCP-IPに対応したDiXiM Digital TVがリリースされました。このアプリを使用すると、
パナソニック製のブルーレイディスクレコーダーDIGA、ソニー製のブルーレイディスクレコーダー、およびソニー・
コンピュータエンタテインメントのnasneに録画された番組の閲覧(放送転送・ライブチューナー)や再生が可能です。
主な機能
家庭内ネットワーク上のDTCP-IP対応機器に保存された録画番組の再生
放送中の番組のリアルタイム視聴(ライブチューナー)
対応機器のリモート操作
外部リンク
DigiOn
DiXiM DMC - App Store
DiXiM Digital TV - App Store