アルバム『ENTERTAINMENT』概要
日本のロックバンド、
SEKAI NO OWARIが
2012年7月18日にリリースした『ENTERTAINMENT』は、彼らのメジャーデビュー後初のオリジナル
アルバムです。この
アルバムは前作『EARTH』から約2年3ヶ月ぶりのもので、バンド名変更後の新たなスタートを象徴しています。
制作の背景とコンセプト
Fukaseはこの
アルバムを「『EARTH』完成後の2年半の無秩序な記録」だと述べ、前作とは異なるアプローチを取りました。彼は「
メロディがポップであるほどアレンジを広げることができる」とし、意図的に奇を衒わず、自然体での表現を重視しています。さらに、Saoriも「全ての曲に同じ熱量を注いで作ったため、収録しない理由がなかった」と述べ、
シングルの表題曲だけでなく、カップリング曲も全て収められています。
ジャケットデザインとテーマ
アルバムのジャケットは、ロンドンのクリエイティブ集団Stylorougeによってデザインされ、ポジティブとネガティブの両方を含めた「エンターテインメント」の
概念が表現されています。Stylorougeは、
SEKAI NO OWARIの『EARTH』を聴くことで彼らの音楽とアートに感銘を受け、コラボレーションへと発展しました。
発売形態と特典
『ENTERTAINMENT』は、初回限定盤と通常盤の2形態で発売され、初回限定盤には特典として2011年の
日本武道館でのワンマンライブの模様を収録した
DVDが付属しています。
受賞歴
この
アルバムは『
第54回日本レコード大賞』で優秀
アルバム賞を受賞し、前作に続いて第5回
CDショップ大賞にもノミネートされるなど、商業的成功も収めました。
収録曲情報
アルバムには以下の楽曲が収められています:
- - The Entrance
- - スターライトパレード(メジャー2ndシングルの表題曲)
- - ファンタジー(インディーズ2ndシングルの表題曲)
- - illusion(Fukaseが「自分より下の世代に向けて書いた」と語る楽曲)
- - 不死鳥
- - 天使と悪魔(両A面の楽曲)
- - Love the warz
- - Never Ending World
- - 生物学的幻想曲
- - TONIGHT(初めてNakajinがボーカルを担当した楽曲)
- - yume
- - 花鳥風月
- - 炎の戦士(Nakajinがボーカルを担当)
- - Fight Music(生のホーンが取り入れられた楽曲)
- - 眠り姫(メジャー3rdシングルの表題曲)
- - 深い森(バンド結成前からデモが存在した楽曲)
参加ミュージシャン
SEKAI NO OWARIはメンバーの他にも、多くのセッションミュージシャンを迎え、サウンドのクオリティを高めています。彼らは自身の楽曲制作を行いながら、プロデューサーや演奏家と協力して音楽を磨いていきました。
タイアップ
いくつかの楽曲は様々なメディアにも起用され、広く認知されることとなりました。本
アルバムは、
SEKAI NO OWARIの音楽が様々な形での露出を果たし、その独自性と幅広い音楽性をアピールしています。
このように、
アルバム『ENTERTAINMENT』は、
SEKAI NO OWARIにとって重要な一歩となる作品であり、彼らの成長とクリエイティビティが色濃く反映されています。