EVE rebirth terror

『EVE rebirth terror』の世界観とストーリー

『EVE rebirth terror』は、Red Flagshipからリリースされた「EVEシリーズ」の最新作で、全体で7作目にあたります。このゲームは、私立探偵「天城小次郎」と、内閣情報調査室の捜査官「法条まりな」を主人公としたマルチサイトアドベンチャーゲームです。今回の作品は、過去に制作された「EVE burst error」の直接的な続編として位置付けられており、他の続編とは異なる新たな物語が展開されます。また、『悦楽の学園』の要素を取り入れた設定も特徴的です。

ストーリーの背景

本作の舞台は、雨宮学園事件から数年が経過した後、バーストエラー事件から1年後のエルディアでの出来事です。探偵事務所を運営する天城小次郎と国の捜査官である法条まりなは、再びエルディアの陰謀に巻き込まれることになります。

小次郎の物語

小次郎は、あまぎ探偵事務所の所長として地味な日々を送っていました。業務においては優秀なアシスタントの氷室恭子が加わり、生活には困らないものの、探偵としての情熱が薄れていました。しかし、冬のある日、彼の元に若い女子校生の橘花から失踪した臨時講師「美ノ神みなと」の捜索依頼が舞い込んできます。当該講師が教えていたエール外国人学校での調査を進める中で、小次郎は再び探偵としての嗅覚を研ぎ澄ますことに。徐々に浮かび上がるエルディアの影が彼を危険な真実へと導くことになるのです。

まりなの物語

一方、法条まりなはかつて名高いエージェントでしたが、ある事件をきっかけに半年以上も現場を離れていました。冬の訪れたある日、後輩の杏子から本部への出頭を命じられ、与えられた任務は、不可解な死を遂げた研究者に関する再調査でした。まりなは難解な密室の謎、独特な雰囲気を放つ研究者たち、そして助手の女性ヴィーネと出会うことで物語は動き出します。そこで出会う導かれるような運命と、周囲の人々の存在が彼女をさらに深い危険に引き寄せていくのです。

主なキャラクター

本作には、主人公たちの他にも個性的で魅力的なキャラクターが多数登場します。例えば、小次郎の元恋人であり桂木探偵事務所の所長を務める桂木弥生や、まりなの上司として彼女の理解者でもある甲野三郎、さらには新任の後輩捜査員桐野杏子など、多彩な面々が物語を盛り立てます。また、失踪した教師を捜すために小次郎に依頼する音無橘花や、エルディアの暗い影を背負った謎の少年キアといった重要なサブキャラクターも物語の鍵を握っています。

ゲームの特典と収録内容

『EVE rebirth terror』のPS4版には、前作『EVE burst error R』が丸ごと収録されており、PS Vita版にはミニエピソードビジュアルノベルが追加されています。これらはゲーム内メニューからプレイ可能で、特典ディスクとして提供されるものではありません。Nintendo Switch版はダウンロード専売となっており、特典はありません。

最後に

『EVE rebirth terror』は、魅力的なキャラクターたちと緻密なストーリーが織りなす作品です。過去のシリーズを喜んだファンはもちろん、新たに探偵と捜査官の物語を楽しみたいプレイヤーにもおすすめです。

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