EVE burst error

EVE burst error

概要

『EVE burst error』（イヴ・バーストエラー）は、シーズウェアが制作したアドベンチャーゲームで、初めてリリースされたのは1995年でした。これは後にEVEシリーズへと発展する基盤となる作品で、多様なプラットフォームに移植やリメイクが行われ、美少女ゲームの先駆的なタイトルとされています。

発売年表

• - 1995年11月22日 - EVE burst error
• - 1997年1月24日 - EVE burst error (セガサターン)
• - 1997年5月30日 - EVE burst error (Windows 95)
• - 2003年7月24日 - EVE burst error PLUS
• - 2003年11月28日 - EVE
• - 2010年3月25日 - burst error -EVE The 1st.-
• - 2016年4月28日 - EVE burst error R
• - 2016年11月25日 - EVE burst error A

ゲームの特徴

本作はアダルト向けの要素を持ちながらも、ストーリー展開やキャラクターの深掘りに力を入れた内容となっています。プレイヤーは「コマンド総当たり方式」でシナリオを進めていき、そのためには選択肢を手当たり次第に選ぶ必要があります。特に他のタイトルから継承された「マルチサイトシステム」は、2人の主人公が相互に影響を与える内容となっており、いずれか一方の視点からだけでは進行が困難な作りになっています。

デザイン面では、最初のリメイク版『EVE burst error PLUS』以降、登場キャラクターの見た目が一新されるなど、視覚的にも多くの改良が施されています。また、物語は時代背景や舞台が異なる各作品によって変化し、最初の作品では1995年が設定されていますが、その後の作品では異なる年代が設定されています。

ストーリー

小次郎編

物語は12月3日、私立探偵・天城小次郎が依頼を受けたところから始まります。彼は紛失した絵画を探していましたが、その絵画が巡る事件によって彼は思わぬ困難に直面します。

まりな編

一方で、内閣調査室の捜査官・法条まりなは、米国から帰国を命じられ、エルディア大使の娘を護衛する任務を受けます。彼女と大使の娘は次第に親密になっていくものの、裏では真相を隠す陰謀が進行していました。

舞台設定

物語の舞台は日本のベイエリアで、実在する組織やキャラクターも登場します。特に、作中に出てくるあまぎ探偵事務所や内閣調査室は物語の中で重要な役割を果たし、探偵やエージェントとしての生活が描かれています。また、エルディア王国をテーマにしたストーリーもあり、政権や陰謀が複雑に絡み合っています。

登場人物

• - 天城 小次郎: 主人公の1人で、探偵事務所の元所員。
• - 法条 まりな: 主人公の1人で国家機関のエージェント。
• - 御堂 真弥子: まりなの護衛対象となる女子高生。
• - プリン: 小次郎が保護する謎の外国人。
• - 氷室 恭子: 真弥子の通う学校の生徒。

評価と影響

『EVE burst error』は、セガサターン版が極めて高評価を受け、その評価を受けて以降のアダルトゲーム作品に大きな影響を与えました。特に、「家庭用ゲーム機でも通用する完成度」を持つ作品らしく、その後のギャルゲー市場の発展への布石となったと言われています。

まとめ

このように『EVE burst error』は、その革新的なゲームシステムや深いストーリーラインによって、多くのファンに愛され続ける作品です。さまざまなプラットフォームでリリースされることで、世代を超えた人気を誇り、アドベンチャーゲームの金字塔ともいえる存在です。

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