EXE (テレビ番組)

番組概要

『EXE』（イーエックスイー）は、2010年4月18日から9月26日までの間、TBS系列で放送されたトークバラエティ番組です。台湾の地上波ネットワークである中国電視公司でも、日本での放送から90分後に放送され、視聴者に字幕版で提供されました。タイトルは『EXILE』と表記され、EとXの文字は赤で、そのほかの文字は白色でデザインされています。

番組の背景

この番組は、2009年4月から2010年3月まで放送された『EXH〜EXILE HOUSE〜』の続編になります。毎週、EXILEのメンバーがゲストと共にトークを展開する内容で、前番組『EXH』の人気を受けて制作されました。放送スタジオは『EXH』のセットを赤くアレンジして使用されており、視覚的にも新たな演出が施されています。

番組は、EXILEが日本国外での評価も確立しつつある中で、海外進出をする道を探っていました。その中で、台湾のDTVとの連携が結びつき、2010年4月8日には台湾地上波で放送が決定。現地での早期放送の実現は特に注目され、TBSはアジア各国や欧米にもその枠を広げる意向を示しています。さらに、カンヌで行われた国際テレビ見本市でも、番組のプロモーションがなされました。

出演者

主な出演者としては、EXILEメンバーが名を連ね、ナレーションは野田圭一が担当しました。特に注目を集めたのはゲストで、板東英二や北斗晶、有吉弘行などがサプライズゲストとして登場しました。

主なコーナー

番組には「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 〜夢を持った芸人達へ〜」というコーナーがあり、このセグメントはオーディションをもとにしたパロディで、MAKIDAIが司会を務めました。示されたネタに笑った審査員には罰としてセンブリ茶が用意され、和やかな雰囲気を持ちながらも独自の面白さが展開されました。また、KENCHI MANという設定のキャラクターも登場し、EXILEへの愛を表現する楽しい時間を提供しました。その他にも『人志松本のすべらない話』のパロディや、様々な音楽コーナーが設けられ、その中でEXILEの新曲も披露されました。

放送終了とその後

番組は2010年9月25日をもって終了しましたが、その後の10月からは、毎日放送とTBS共同制作で『EXILE魂』が放送されることになります。この新しい番組もEXILEが出演しつつ、異なるスタイルで視聴者を楽しませることを目指しました。『EXILE魂』は2012年9月に終了しましたが、続く形で『EX-LOUNGE』が数年後に放送されることとなりました。

スタッフ

この番組には多くの専門スタッフが関与しており、構成、演出、制作に至るまで様々なプロフェッショナルが集結していました。制作はTBSが主導し、LDHが製作協力を行いました。

結び

『EXE』は、トークバラエティとしての新しい形を提案し、EXILEというアーティストの魅力を多角的に伝える試みの一つでした。バラエティ番組としてエネルギッシュな雰囲気を保ちながら、視聴者に多くの笑いや感動をもたらしたことは間違いありません。

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