Endscape

UVERworld 7th Single「endscape」

「endscape」は、UVERworldが2007年にリリースした7枚目のシングルです。gr8!records(SME)から発売されました。

概要

タイトルである「endscape」は、「最後の風景」を意味する言葉ですが、UVERworldはこれに新たな解釈を加え、「究極の景色」「理想郷」という意味を持たせています。表題曲「endscape」のアニメオンエアバージョン「endscape("地球へ…" version)」は、着うたフル限定で配信されました。

初回限定盤には、特典DVD、『地球へ…』描き下ろしワイドキャップステッカー、特製タロットカードが付属していました。

オリコンデイリーランキングでは初登場3位を獲得し、ウィークリーランキングでも初登場4位を記録するなど、当時の自己最高初動を記録しました。しかし、TAKUYA∞の不祥事が影響し、バンドのイメージダウンにより、累計売上は前三作を下回る結果となりました。

キャッチコピーは、『「答えはないから、生き抜いて、自分の答えを探したい！！」TAKUYA∞』です。

収録楽曲解説

1. endscape
MBS・TBS系テレビアニメ『地球へ…』第一期オープニングテーマとして使用されました。
楽曲の前奏部分の長さに関して、TAKUYA∞と他のメンバー間で意見が分かれました。シングルバージョンではTAKUYA∞の提案が採用され、前奏が長くなっています。
メンバーの意見を取り入れた前奏が短いアルバムバージョンは、3rdアルバム『PROGLUTION』に収録されています。
ライブでは2009年以降演奏されていませんでしたが、2018年のZepp Osaka Bayside公演で9年ぶりに披露されました。
PVは、UVERworldとしては初のCGを使用した作品で、従来とは異なる"白"の世界観が表現されています。
PVの監督は、w-inds.「Long Road」や伊藤由奈「Stuck on you」「losin'」などを手掛けた久保茂昭氏です。
PVでのメンバーのジャンプ回数は、UVERworldの作品の中で最も多いとされています。
仮タイトルは「TERA」でした。

2. UNKNOWN ORCHESTRA
2007年の全国ツアー『UVERworld BUGRIGHT TOUR 2007』の追加公演である『UVERworld BUGRIGHT TOUR 2007 〜Toward endscape〜』で初めて披露された四つ打ちのダンスナンバーです。
TAKUYA∞は「endscapeよりウケていた」と語っています。
楽曲名は、2ndアルバムのタイトル候補にも挙がっていました。

3. モノクローム〜気付けなかったdevotion〜
上記の追加公演ツアーのエンディングで、メンバーが退場する際に終了曲として披露されました。
TAKUYA∞が亡き祖父を偲んで作詞した楽曲です。
TAKUYA∞は「ライブでやると悲しくなるからやらない。」と語っており、ベストアルバムに関するインタビューでも「リハで試しても泣いてしまう」と語るほど、この曲に強い思い入れがあります。
歌い終わる直前の泣き声のような唱法でのフェードアウトは、意図的なものではなかったそうです。
この曲の制作前に、彰と真太郎の身内にも不幸があり、ファンレターにも「事故で身内や大切な人を亡くした」といった内容のものが多く届いていたことが、TAKUYA∞がモノクロームのような歌を歌いたいと感じるきっかけになったそうです。
仮タイトルは「秋」でした。
ピアノ演奏は、克哉が担当しました。
発表からおよそ16年後の2023年、日産スタジアム公演で初めて披露されました。

収録アルバム

endscape
3rdアルバム『PROGLUTION』(album ver.)
2ndベストアルバム『ALL TIME BEST -FAN BEST- (EXTRA EDITION)』
UNKNOWN ORCHESTRA
3rdアルバム『PROGLUTION』(album ver.)
2ndベストアルバム『ALL TIME BEST -FAN BEST- (EXTRA EDITION)』
モノクローム〜気付けなかったdevotion〜
* 1stベストアルバム『Neo SOUND BEST』

もう一度検索