Every Little Thing
Every Little Thing（エヴリー・リトル・シング、通称ELT）は、日本の音楽ユニットで、1996年に結成されました。当初は3人組でしたが、現在は持田香織（ボーカル・作詞）と伊藤一朗（ギター・作曲・編曲）の2人で活動しています。所属事務所はエイベックス・マネジメント、レコード会社はエイベックス・エンタテインメント、レーベルはavex traxです。
グループ名「Every Little Thing」は、ビートルズの楽曲『エヴリー・リトル・シング』から取られました。これは持田香織が2018年に公言しています。結成当初、メンバーの五十嵐充は「Everyが自分、Littleが持田、Thingが伊藤」という冗談を社長としていたとされています。
1995年、元アイドルだった持田香織は「TRFのようになりたい」とエイベックスの門を叩きました。当時、エイベックスの専務だった松浦勝人は持田の歌声をZARDのように感じ、スタジオの電話番をしていた五十嵐充に楽曲制作を依頼します。毎週日曜日に収録されたデモテープは、小室哲哉や織田哲郎には採用されませんでしたが、松浦自身がプロデュースすることを決定。持田の声質に惹かれた五十嵐は、ボーカルレッスンを始め、社内でも評判が良くデビューの話が進みました。
五十嵐は、イメージするサウンドにアクセントが足りないと感じ、大学時代のバンド仲間だった伊藤一朗を誘い、3人体制でのELTが誕生しました。
1996年8月、1stシングル『Feel My Heart』でデビュー。同シングルはオリコン最高位24位、約10万枚を記録しました。90年代に人気を博したZARDやglobeなどの手法を取り入れ、人気に火がつきます。
1997年1月発売の3rdシングル『Dear My Friend』で初のトップ10入り、同年4月発売の1stアルバム『everlasting』で初の1位を獲得、ミリオンヒットを達成。同年6月には4thシングル『For the moment』でシングルでも初登場1位を獲得しました。年末には6thシングル『Shapes Of Love』でNHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。
1998年2月には8thシングル『Time goes by』がシングル初のミリオンヒット、4月発売の2ndアルバム『Time to Destination』が352万枚というELT最大のヒットを記録。五十嵐の楽曲の世界観、シンセサイザーを駆使したサウンド、持田のファッションが10代・20代を中心に支持され、1990年代後半を代表するグループへと成長しました。
1999年3月発売の初のベストアルバム『Every Best Single +3』がダブルミリオンを達成しましたが、リーダーの五十嵐がプロデュースに専念するため、リリースやツアーのない期間に入ります。持田はこの期間を「五十嵐さんの回復待ち」と表現しました。
2000年1月、13thシングル『Pray/Get Into A Groove|Pray_Get Into A Groove』、2月には14thシングル『sure』、3月には3rdアルバム『eternity』をリリース後、五十嵐がプロデュースに専念するため脱退しました。その後、持田と伊藤の2人体制となります。五十嵐はサウンドプロデューサーとして楽曲提供を続けると発表されましたが、6月にシングルカットされた15thシングル『Rescue me (Single Mix)』以降、直接的にELTの楽曲制作に関わることはありませんでした。同年10月には、五十嵐脱退後初の新曲となる16thシングル『愛のカケラ』をリリースし、2人体制での活動が本格的にスタートしました。
2001年1月発売の17thシングル『fragile』がフジテレビ系ドラマ『あいのり』の主題歌となり、久々の1位を獲得、83万枚を記録しました。同年、オリコン年間カラオケチャートで1位を獲得し、3年連続年間TOP10入りを果たしました。その後も2002年『UNTITLED 4 ballads』、2003年『また あした』、2004年『恋文/good night|恋文_good night』など、安定したヒット作をリリースし、NHK紅白歌合戦には過去8回連続出場（1997年 - 2004年）しました。
2009年9月には、36thシングル『DREAM GOES ON』で五十嵐が9年ぶりに楽曲提供をしました。その後も、37thシングル『冷たい雨』、10thアルバム『CHANGE』で五十嵐が作詞・作曲・編曲を担当しています。
2016年8月7日にはデビュー20周年を迎え、記念コンサートを代々木第二体育館で開催しました。その後は、新譜リリース配信やソロ活動が中心となっています。2019年8月28日には単独ライブ「Every Little Thing 23rd Anniversary Concert」を開催しました。また、ファンクラブ限定でラジオコンテンツ「かみあわせ」を配信しています。
デビューから2000年の13thシングルまでは、ほぼ全ての楽曲を五十嵐が作詞、作曲、編曲していましたが、14thシングル以降は持田や伊藤も制作に参加するようになりました。五十嵐脱退後は、持田が作詞を原則担当し、作曲は菊池一仁、多胡邦夫、HIKARIなどからの楽曲提供が中心ですが、持田、伊藤が作曲を手がけることもあります。また、Every Little Thing名義で編曲にも携わることが多くなっています。
サウンド面も五十嵐の脱退を境に変化しました。五十嵐在籍時はシンセサイザーやプログラミングを駆使した楽曲が中心でしたが、脱退後はバンドサウンド志向、アコースティック志向の楽曲が増え、生演奏を多用するようになりました。五十嵐在籍時の楽曲をアコースティックアレンジで発表することも多くなっています。2009年以降は、再びシンセサイザーやプログラミングを主体とした楽曲も作られるようになりました。
現メンバー
持田香織（ボーカル・作詞）
伊藤一朗（ギター・作曲・編曲）
元メンバー
五十嵐充（キーボード・サウンドプロデュース・作詞・作曲・編曲）
その他サポートメンバー
ドラムス - 髭白健
キーボード - 田中誠、ハタヤテツヤ
ベース - 笠原直樹
コーラス - 山口めぐみ
セカンドアルバム以降は、アルバムを引っ提げたツアーやベストヒットツアーを、1,000人～2,000人規模の中規模ホールで開催しています。これはメンバーがファンとの距離を大切にしているためです。
演出は、ノスタルジックなものからモダンなものまで様々なコンセプトでデザインされます。ダンサーや派手な演出は少なく、観客とは手振りで一体となります。MCはゆったりとしており、持田が客席からの声を拾いながら進行することが多いです。伊藤のボケに持田がツッコミを入れる場面も多く見られます。
コンサートの流れは、前半がロウテンポの楽曲中心、中盤に伊藤のギターソロ、後半はアップテンポの楽曲で盛り上がり、最後にバラードで締めくくられます。アンコールでは、ツアーの表題曲や新曲を披露し、再びアップテンポの楽曲を観客と合唱します。
ツアーグッズは、Tシャツやタオルなどに加え、持田のイラストをモチーフにしたオリジナル商品が人気です。
ツアー公演終盤には、2人の直筆メッセージが印刷されたアルミテープが撒布されるのが恒例となっています。
ELTは数多くの単発公演やイベント、ミュージックフェスティバルに参加しています。
主なイベント
a-nation（2002年-2015年まで）
ap bank fes '05
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014
イナズマロックフェス
NHK紅白歌合戦
計8回出場（1997年 - 2004年）。
ラジオ
「Every Little ThingのKDD Brand-new Sunday」
CM
ソフトバンクモバイル 白戸家
住宅情報館
宝くじ
Every Little Thing OFFICIAL WEB SITE
ciao - Every Little Thing公式ファンクラブ
ELTV - YouTubeチャンネル
ELT_STAFF'>Every Little Thing (@ELT_STAFF) - X（旧Twitter）
Every Little Thing (elt.official) - Facebook
グループ名の由来
グループ名「Every Little Thing」は、ビートルズの楽曲『エヴリー・リトル・シング』から取られました。これは持田香織が2018年に公言しています。結成当初、メンバーの五十嵐充は「Everyが自分、Littleが持田、Thingが伊藤」という冗談を社長としていたとされています。
歴史
1995年、元アイドルだった持田香織は「TRFのようになりたい」とエイベックスの門を叩きました。当時、エイベックスの専務だった松浦勝人は持田の歌声をZARDのように感じ、スタジオの電話番をしていた五十嵐充に楽曲制作を依頼します。毎週日曜日に収録されたデモテープは、小室哲哉や織田哲郎には採用されませんでしたが、松浦自身がプロデュースすることを決定。持田の声質に惹かれた五十嵐は、ボーカルレッスンを始め、社内でも評判が良くデビューの話が進みました。
五十嵐は、イメージするサウンドにアクセントが足りないと感じ、大学時代のバンド仲間だった伊藤一朗を誘い、3人体制でのELTが誕生しました。
1996年8月、1stシングル『Feel My Heart』でデビュー。同シングルはオリコン最高位24位、約10万枚を記録しました。90年代に人気を博したZARDやglobeなどの手法を取り入れ、人気に火がつきます。
1997年1月発売の3rdシングル『Dear My Friend』で初のトップ10入り、同年4月発売の1stアルバム『everlasting』で初の1位を獲得、ミリオンヒットを達成。同年6月には4thシングル『For the moment』でシングルでも初登場1位を獲得しました。年末には6thシングル『Shapes Of Love』でNHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。
1998年2月には8thシングル『Time goes by』がシングル初のミリオンヒット、4月発売の2ndアルバム『Time to Destination』が352万枚というELT最大のヒットを記録。五十嵐の楽曲の世界観、シンセサイザーを駆使したサウンド、持田のファッションが10代・20代を中心に支持され、1990年代後半を代表するグループへと成長しました。
1999年3月発売の初のベストアルバム『Every Best Single +3』がダブルミリオンを達成しましたが、リーダーの五十嵐がプロデュースに専念するため、リリースやツアーのない期間に入ります。持田はこの期間を「五十嵐さんの回復待ち」と表現しました。
2000年1月、13thシングル『Pray/Get Into A Groove|Pray_Get Into A Groove』、2月には14thシングル『sure』、3月には3rdアルバム『eternity』をリリース後、五十嵐がプロデュースに専念するため脱退しました。その後、持田と伊藤の2人体制となります。五十嵐はサウンドプロデューサーとして楽曲提供を続けると発表されましたが、6月にシングルカットされた15thシングル『Rescue me (Single Mix)』以降、直接的にELTの楽曲制作に関わることはありませんでした。同年10月には、五十嵐脱退後初の新曲となる16thシングル『愛のカケラ』をリリースし、2人体制での活動が本格的にスタートしました。
2001年1月発売の17thシングル『fragile』がフジテレビ系ドラマ『あいのり』の主題歌となり、久々の1位を獲得、83万枚を記録しました。同年、オリコン年間カラオケチャートで1位を獲得し、3年連続年間TOP10入りを果たしました。その後も2002年『UNTITLED 4 ballads』、2003年『また あした』、2004年『恋文/good night|恋文_good night』など、安定したヒット作をリリースし、NHK紅白歌合戦には過去8回連続出場（1997年 - 2004年）しました。
2009年9月には、36thシングル『DREAM GOES ON』で五十嵐が9年ぶりに楽曲提供をしました。その後も、37thシングル『冷たい雨』、10thアルバム『CHANGE』で五十嵐が作詞・作曲・編曲を担当しています。
2016年8月7日にはデビュー20周年を迎え、記念コンサートを代々木第二体育館で開催しました。その後は、新譜リリース配信やソロ活動が中心となっています。2019年8月28日には単独ライブ「Every Little Thing 23rd Anniversary Concert」を開催しました。また、ファンクラブ限定でラジオコンテンツ「かみあわせ」を配信しています。
楽曲制作
デビューから2000年の13thシングルまでは、ほぼ全ての楽曲を五十嵐が作詞、作曲、編曲していましたが、14thシングル以降は持田や伊藤も制作に参加するようになりました。五十嵐脱退後は、持田が作詞を原則担当し、作曲は菊池一仁、多胡邦夫、HIKARIなどからの楽曲提供が中心ですが、持田、伊藤が作曲を手がけることもあります。また、Every Little Thing名義で編曲にも携わることが多くなっています。
サウンド面も五十嵐の脱退を境に変化しました。五十嵐在籍時はシンセサイザーやプログラミングを駆使した楽曲が中心でしたが、脱退後はバンドサウンド志向、アコースティック志向の楽曲が増え、生演奏を多用するようになりました。五十嵐在籍時の楽曲をアコースティックアレンジで発表することも多くなっています。2009年以降は、再びシンセサイザーやプログラミングを主体とした楽曲も作られるようになりました。
メンバー
現メンバー
持田香織（ボーカル・作詞）
伊藤一朗（ギター・作曲・編曲）
元メンバー
五十嵐充（キーボード・サウンドプロデュース・作詞・作曲・編曲）
その他サポートメンバー
ドラムス - 髭白健
キーボード - 田中誠、ハタヤテツヤ
ベース - 笠原直樹
コーラス - 山口めぐみ
ライブ・コンサート
セカンドアルバム以降は、アルバムを引っ提げたツアーやベストヒットツアーを、1,000人～2,000人規模の中規模ホールで開催しています。これはメンバーがファンとの距離を大切にしているためです。
演出は、ノスタルジックなものからモダンなものまで様々なコンセプトでデザインされます。ダンサーや派手な演出は少なく、観客とは手振りで一体となります。MCはゆったりとしており、持田が客席からの声を拾いながら進行することが多いです。伊藤のボケに持田がツッコミを入れる場面も多く見られます。
コンサートの流れは、前半がロウテンポの楽曲中心、中盤に伊藤のギターソロ、後半はアップテンポの楽曲で盛り上がり、最後にバラードで締めくくられます。アンコールでは、ツアーの表題曲や新曲を披露し、再びアップテンポの楽曲を観客と合唱します。
グッズ
ツアーグッズは、Tシャツやタオルなどに加え、持田のイラストをモチーフにしたオリジナル商品が人気です。
その他
ツアー公演終盤には、2人の直筆メッセージが印刷されたアルミテープが撒布されるのが恒例となっています。
ライブ・イベント
ELTは数多くの単発公演やイベント、ミュージックフェスティバルに参加しています。
主なイベント
a-nation（2002年-2015年まで）
ap bank fes '05
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014
イナズマロックフェス
メディア出演
NHK紅白歌合戦
計8回出場（1997年 - 2004年）。
ラジオ
「Every Little ThingのKDD Brand-new Sunday」
CM
ソフトバンクモバイル 白戸家
住宅情報館
宝くじ
外部リンク
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ciao - Every Little Thing公式ファンクラブ
ELTV - YouTubeチャンネル
ELT_STAFF'>Every Little Thing (@ELT_STAFF) - X（旧Twitter）
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