Everything (MISIAの曲)

「Everything」について



MISIAの7枚目のシングル「Everything」は、2000年10月25日にリリースされました。この楽曲は、彼女にとって2度目の本格的なバラードであり、豪華なストリングスアレンジが特徴的です。特に、金原千恵子によるストリングスの演奏が印象に残ります。

この曲は、フジテレビ系ドラマ『やまとなでしこ』の主題歌として起用され、放送当時は大ヒットとなりました。実際、オリコンシングルチャートでは、MISIAにとって初めての1位を獲得し、さらにその後3週にわたって1位を維持、最終的には通算4週の1位を記録しました。また、出荷枚数は公称200万枚を超え、シングルとしては唯一のミリオンセラーとなっています。2020年代に至るまで、オリコンチャートにおいて、2000年代の女性アーティストのシングルとしては最高の売上を誇り、男性アーティストを含めた人気楽曲の中でも「TSUNAMI」や「世界に一つだけの花」などに次ぐ4位に位置付けられています。そして、「Everything」は20世紀中に達成された最後のミリオンセラーとしても記憶されています。

「Everything」は2001年にも様々な展開を見せました。その年、MISIADREAMS COME TRUEとのコラボレーションシングルを発表しましたが、単独名義での新作は本楽曲のリミックスシングル「Everything JUNIOR+GOMI REMIX」のみでした。また、オリジナルシングルの続編は2002年の「果てなく続くストーリー」まで約1年3ヶ月のブランクがありましたが、その間もMISIAのアルバム『MARVELOUS』はオリコンで170万枚を売り上げるヒットとなりました。

著作権についても注目され、2001年度のJASRAC著作権使用料分配額ランキングでは年間1位を獲得しています。さらに、2015年にはフェイス・ワンダワークスによる15年間で最もダウンロードされた着信メロディのランキングで11位にランクインするなど、長きにわたって愛され続けています。

ミュージックビデオの撮影は神奈川県横浜市横浜赤レンガ倉庫で行われており、雪の代わりに使用された塩の量が注目されています。また、この楽曲は2008年に発表されたコンピレーションアルバム『.LOVE』にも収録されています。

さらには、2010年から日清食品の「カップヌードル」CMに起用され、新たにアレンジされた歌詞も印象的です。映像中では「Everything」のサビが用いられ、MISIA自身が再録音した音源が使われました。

収録内容


すべての楽曲はMISIAによる作詞で構成されています。

  • - Everything [7:00]
作曲松本俊明、編曲:冨田恵一
MISIAが原曲を聴いたときから心に響いたフレーズ「You're everything」が特徴です。

  • - 愛の歌 [5:37]
作曲・編曲:佐々木潤

  • - Everything(Hex Hector's Club Mix) [10:59]
作曲松本俊明、リミキサー:Hex Hector

  • - Escape(DJ WATARAI Remix) [5:18]
作曲MISIA & SAKOSHIN、リミキサー:DJ WATARAI

カヴァーアーティスト


「Everything」は、多くのアーティストにカバーされています。以下はその一部です:

これ以外にも、多くのアーティストがこの曲をリスペクトし、独自のアレンジで披露しています。MISIAの「Everything」は、今後も多くの人々に親しまれ続けることでしょう。

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