Fémis

ラ・フェミス（La Fémis）

ラ・フェミス（La Fémis）、正式名称：国立高等映像音響芸術学校（École nationale supérieure des métiers de l'image et du son）は、フランスの映像・音響専門のグランゼコールとして知られています。パリ18区のフランクール通り6番地に位置し、映画製作における多様な分野で活躍できる人材育成を目的としています。

歴史

ラ・フェミスの起源は、1943年にパリ16区のパレ・ド・トーキョーに創立されたフランス高等映画学院（DHEC）に遡ります。その後、1986年にDHECを改組し、新たな学校として設立されました。1998年には「ENSMIS」と改称。1999年2月15日に現在の場所に移転し、2000年に「La Fémis」と改名しました。

評価

ラ・フェミスは、国際的にも高い評価を受けています。『ハリウッド・リポーター』の世界の映画学校ランキングでは、2012年に6位、2014年には3位に選ばれており、世界トップクラスの映画学校としての地位を確立しています。

主な出身者

ラ・フェミスは、数多くの著名な映画監督や映像クリエイターを輩出しています。以下に主な出身者を挙げます。

アラン・レネ
フランソワ・オゾン
アラン・カヴァリエ
クリストフ・ガンズ
パトリス・ルコント
アルノー・デプレシャン
ジャン=ジャック・アノー
リティー・パニュ
アンドレ・テシネ
パスカル・フェラン
テオ・アンゲロプロス
フォルカー・シュレンドルフ
コスタ・ガブラス
ラドゥ・ミハイレアヌー
アンジェイ・ズラウスキー
イドリッサ・ウエドラオゴ
コラリー・ファルジャ
Moufida Tlatli
Merzak Allouache
畑明広：日本人として初めて2010年に監督科を卒業

これらの卒業生は、映画界の様々な分野で活躍しており、ラ・フェミスの教育の質の高さを証明しています。

ラ・フェミスは、フランス映画界、ひいては世界の映画界に大きな影響を与え続けている、重要な教育機関です。映画製作に携わることを志す人々にとって、ラ・フェミスは魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。

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