F900iC

FOMA F900iCは、富士通によって開発されたNTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）端末です。この機種は、FOMAシリーズとして初めてiモードFeliCaに対応した点が大きな特徴です。

概要



F900iCは、iモードFeliCaに対応し、おサイフケータイとしての利用が可能になりました。これにより、電子マネー決済や会員証機能などを携帯電話で手軽に利用できます。外部メモリーにはminiSDカードを採用しており、最大128MBまで（ドコモ発表）の容量に対応しています。ただし、それ以上の容量を使用する場合は自己責任となります。

デザインは折りたたみ式を採用しており、指紋認証センサーも搭載されています。指紋認証機能は、iモードFeliCaの利用と連携でき、セキュリティを高めることが可能です。また、遠隔操作による端末のロック機能も備わっており、万が一の紛失時にも安心です。別売りの接続ケーブルを使用すれば、充電しながらパソコンとのデータ連携も可能です。

メインカメラは約128万画素のCCDセンサーを搭載しており、高画質な写真撮影が可能です。テレビ電話用のサブカメラは約11万画素のCMOSセンサーを採用しています。

プリインストールアプリとしては、「電子マネー Edy」、「ルーインエクスプローラーplus」、「フリーセル」、「Dimo i 絵文字メール」、「マイリモコン」などが搭載されており、購入後すぐに様々な機能を利用できます。なお、基本的な機能についてはF900iと同等です。

歴史



F900iCは、2004年5月31日に技術基準適合証明（TELEC）を通過しました。2004年6月16日には、iモードFeliCa（おサイフケータイ）のサービス開始発表に合わせて、P506iC、SO506iC、SH506iCと同時にドコモからプレスリリースされました。発売開始は2004年8月7日です。なお、電気通信端末機器審査協会（JATE）の審査は通過していません。

不具合



本製品に関する不具合については、公式情報をご確認ください。

外部リンク




FOMA F900iCは、当時最先端の技術を搭載した携帯電話として、多くのユーザーに利用されました。特に、iモードFeliCaの搭載は、その後の携帯電話の進化に大きな影響を与えました。

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