F900i

FOMA F900iは、富士通が開発し、NTTドコモから発売された第三世代携帯電話（FOMA）端末です。この端末は、900iシリーズの最初のモデルとして、2004年2月6日に発売されました。当時としては先進的な機能を数多く搭載し、注目を集めました。

主な特徴

デザイン: 折りたたみ式のデザインを採用し、コンパクトながらも使いやすい設計となっています。
指紋認証: セキュリティ機能として、指紋認証センサーを搭載しています。これにより、端末のロック解除や個人情報の保護が強化されました。
外部メモリ: miniSDカード（最大128MB）に対応しており、写真や音楽などのデータを保存できました。これにより、端末の容量を気にせずに様々なコンテンツを楽しむことができました。
パソコン連携: 別売りの接続ケーブルを使用することで、パソコンとのデータ連携が可能です。充電しながらデータのやり取りができるため、便利でした。
カメラ: メインカメラにはCCDセンサーが採用され、約128万画素の撮影が可能です。また、テレビ電話用のサブカメラにはCMOSセンサーが搭載され、約11万画素の撮影が可能です。当時の携帯電話としては高画質な写真撮影が楽しめました。
オーディオ機能: AACファイルの再生に対応しており、高音質な音楽を楽しむことができました。
プリインストールアプリ: 「人生ゲームF版」、「麻雀牌パズルF」、「ルーインエクスプローラー」、「フリーセル」、「Dimo i 絵文字メール」、「ちびわんふれんず2」、「マイリモコン」など、多彩なiアプリがプリインストールされていました。これらのアプリにより、ゲームや実用的な機能を手軽に楽しむことができました。
QVGA液晶: 高精細なQVGA液晶を搭載しており、画面が見やすく、快適な操作が可能でした。
iアプリ: iアプリの容量は500KBで、ダウンロードに100KB、スクラッチパッドに400KBが割り当てられていました。

歴史

2003年11月20日: 技術基準適合証明（TELEC）を通過しました。
2003年12月18日: D900i、SH900i、P900i、N900iと共に、NTTドコモから正式に発表されました。
2004年2月6日: 発売が開始されました。当時としては非常に人気の高い機種の一つでした。
電気通信端末機器審査協会（JATE）: JATEの審査は通過しませんでした。

FOMA F900iは、900iシリーズの先駆けとして、その後の携帯電話の進化に大きな影響を与えた端末です。先進的な機能と使いやすさを兼ね備え、多くのユーザーに支持されました。発売から時間が経過していますが、そのデザインや機能は今でも魅力的です。

外部リンク

FMWORLD.NET - 携帯電話 FOMA F900i
* impress - ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ F900i

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