FAITHentertainment

株式会社FAITHentertainment

株式会社FAITHentertainment（フェイスエンタテインメント）は、日本の映像コンテンツ制作を主要な事業とする企業です。劇場用映画をはじめ、テレビ番組、ミュージックビデオ、企業向けプロモーション映像、そしてインターネットを通じて配信される各種コンテンツまで、幅広いジャンルの映像作品の企画立案から制作までを総合的に手掛けています。

概要

商号は「株式会社FAITHentertainment」。現在の代表取締役は窪田将治氏が務めています。本社所在地は東京都渋谷区道玄坂に位置しています。

同社の起源は1995年6月にさかのぼります。映画監督である窪田将治氏が、共に自主映画を制作していた仲間たちと任意団体として設立したのが始まりです。設立当初は、自主制作映画の企画・製作を中心に活動を展開していました。

その後、事業規模の拡大に伴い、2006年6月には映像制作会社として法人化され、「株式会社FAITHentertainment」が正式に設立されました。この法人化を機に、事業領域を本格的に拡大し、現在の多様な映像制作事業へと発展しました。

また、環境問題への取り組みとして、「チーム・マイナス6%」の会員としても活動しています。

主な事業内容

FAITHentertainmentの事業内容は、多岐にわたる映像コンテンツの企画、制作、そして一部作品においては配給にまで及びます。

特に劇場公開映画の分野においては、企画段階から深く関与し、数多くの作品を生み出してきました。代表である窪田将治氏が監督・脚本を務める作品の製作・配給を多く手掛けているほか、他の監督による作品の配給や、制作プロダクションとしての参加も行っています。

劇場映画以外にも、テレビ番組の企画・構成、アーティストのミュージックビデオ制作、企業のブランディングや商品・サービスを紹介するための宣伝映像、さらにはYouTubeなどのプラットフォームで配信されるオンラインコンテンツの制作なども事業の柱としています。

製作・配給・制作プロダクション参加作品（劇場公開映画）

同社が関与した主な劇場公開映画作品には以下のようなものがあります。

• - 2006年

- 『zoku』（監督・脚本：窪田将治）：製作・配給を担当。ひろしま映像展に入選しました。

• - 2009年

- 『スリーカウント』（監督・脚本：窪田将治）：女子プロレスをテーマにした作品。企画・制作・配給を手掛け、第26回古湯映画祭のオープニング作品として上映されました。映画評論家・快楽亭ブラック氏の選ぶ2009年日本映画ベスト10で9位に選ばれる評価を得ました。

• - 2010年

- オムニバス映画『ちちり』（監督：細野辰興ほか）：複数の監督による作品集。製作・配給を担当しました。
- 『失恋殺人』（監督・脚本：窪田将治）：制作として参加。第34回モントリオール世界映画祭の「Focus on World Cinema部門」に正式出品されるなど、海外でも紹介されました。

• - 2011年

- 『CRAZY-ISM クレイジズム』（監督・脚本：窪田将治）：製作・配給。第35回モントリオール世界映画祭「Focus on World Cinema部門」、第13回ハンブルク日本映画祭に正式出品されました。

• - 2012年

- 『僕の中のオトコの娘』（監督・脚本：窪田将治）：製作。第36回モントリオール世界映画祭「Focus on World Cinema部門」に正式出品され、第18回函館港イルミナシオン映画祭でも上映されました。

• - 2013年

- 『夜明け前 朝焼け中』（監督・脚本：窪田将治）：製作。さぬき映画祭にて上映されました。

• - 2014年

- 『太陽からプランチャ』（監督・脚本：窪田将治）：製作。
- 『女体銃 ガン・ウーマン』（監督・脚本：光武蔵人）：配給を担当しました。

• - 2015年

- 『野良犬はダンスを踊る』（監督・脚本：窪田将治）：製作。第39回モントリオール世界映画祭「Focus on World Cinema部門」に正式出品されました。
- 『BAR神風～誤魔化しドライブ～』（監督・脚本：窪田将治）：製作。
- 『D坂の殺人事件』（監督・脚本：窪田将治）：制作プロダクションとして参加。

• - 2016年

- 『屋根裏の散歩者』（監督・脚本：窪田将治）：制作プロダクションとして参加。

これらの作品リストからもわかる通り、代表の窪田将治氏が手掛ける監督作品を中心に、多様なテーマやジャンルの映画を世に送り出しており、国内外の映画祭での評価も得ています。

多岐にわたる映像メディアに対応できる総合的な制作能力を持つ企業として、日本の映像業界において活動を続けています。

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