FOREVER BLUE 海の呼び声

FOREVER BLUE 海の呼び声

『FOREVER BLUE 海の呼び声』（フォーエバーブルー うみのよびごえ、原題: Endless Ocean 2: Adventures of the Deep）は、2009年に任天堂からリリースされた、Wii専用のダイビングアドベンチャーゲームです。この作品は、2007年に発売された『FOREVER BLUE』の続編であり、引き続きアリカが開発を担当しています。2024年にはNintendo Switch向けに続編『FOREVER BLUE LUMINOUS』がリリース予定です。

ゲームの概要

本作の舞台は前作の南太平洋の島から一新され、プレイヤーは世界各地の海底を探索できます。物語の中核には「聴いた者に不幸をもたらす」という伝説的な竜の歌が据えられ、ストーリー性や謎解き要素が強化されています。また、プレイヤーはPULSARという機器を使って凶悪な生物を制御したり、海中に散らばる宝物をサルベージするなど、多彩なゲームプレイを体験できます。

登場人物

主人公

本作のプレイヤーキャラクター。大学で民族伝承を学ぶ学生で、竜の歌を追求するために大学を休学し、RARダイバーズサービスに加入します。

オセアンヌ・ルヴィエ

ジャン=エリックの孫娘。幼い頃に両親を失い、彼女の形見であるペンダントを大切にしています。

ジャン=エリック・ルヴィエ

オセアンヌの祖父で、かつての無理な潜水が原因で潜水病を発症し、現在は海に入ることができません。

G.G.

本名はガストン・グレイ。アメリカの名サルベージャーで、話の中に「G」を強調して用いる独特のスタイルがあります。

ハヤコ・サクライ

日本の獣医で、水族館を経営しているキャラクターです。

ナンシー・ヤン

RARダイバーズサービスが拠点を置くバオウル共和国の商人で、サルベージ品の鑑定も行います。

ストーリーの流れ

物語は、主人公がオセアンヌと共にダイビング試験を受けるシーンから始まります。彼らは迷子のザトウクジラを助け、その後オセアンヌのペンダントから不思議な音を聞きます。次第に、彼女は父親が残した形見のペンダントの行方を追い始め、物語はディープホールへと続きます。このホールには凶暴なイタチザメが潜んでおり、主人公がPULSARを使ってこの生物を静め、ペンダントを回収する展開が描かれます。

続いて、ペンダントに刻まれたメッセージから失われたヴァルカ城を探索する冒険へと向かいます。主人公たちは危険なホホジロザメと遭遇しつつ、城内で様々な謎を解いていきます。石板の解読のためにハヤコに協力を求め、さらなる探索が続きます。

次章では、北極の環境でホッキョクグマの生態調査を通じて新たな情報を得ます。この過程で一行は「竜の歌」についてのさらなる手がかりを手に入れます。

物語の最終章では、3つの笛が深海に隠されていることが明らかになり、主人公たちはそれを探してザッハーブ海域へ潜ります。様々な困難を乗り越え、笛のパーツを集め、最終的には秘められた財宝にたどり着くことになりますが、遺跡の崩落という危機に直面します。

ダイビングスポット

本作は、魅力的なダイビングスポットも特徴です。南太平洋のガタマ環礁は初心者向けの穏やかな海域で、エーゲ海のキケロス海峡は多くの沈船に囲まれる危険な環境です。また、北極や南極なども探索可能で、極寒の環境がリアルに再現されています。さらに、南米のコルティカ川も登場し、豊かな生態系を探索できる点が魅力です。

このように、『FOREVER BLUE 海の呼び声』は、深い海の美しさや未知なる冒険を体験できるゲームで、プレイヤーにとって魅力的な海中探索の旅と経験を提供します。

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