FREEDOM ONLY

GLAYのアルバム『FREEDOM ONLY』について

GLAYのメジャー16枚目となるオリジナルアルバム『FREEDOM ONLY』は、2021年10月6日にリリースされました。この作品は、バンドにとって約5か月ぶりのアルバムであり、前回のオリジナルアルバム『NO DEMOCRACY』以来、約2年ぶりの新しい作品となります。新たな試みとして、12曲の楽曲が収録され、おおよそ1997年から2020年にかけて制作された楽曲が秀逸に凝縮されています。

アルバムのコンセプト

本アルバムの大きなテーマは「シンプルでエンターテインメント性が高く、心が癒される優しい音」というものです。バンドのリーダーであるTAKUROが語ったところによると、コロナ禍を経て自分自身と向き合う中で、過去の楽曲デモを再評価し、当時は実現できなかった音楽的な表現が今のGLAYであれば可能だと確信したとのこと。その結果、80年代から00年代にかけて影響を受けたアーティストの要素を、現代風に再解釈し、彼らのルーツであるJ-ROCKおよびJ-POPに反映させた作品が完成しました。

タイトルとジャケット

アルバムのタイトル『FREEDOM ONLY』は、カーペンターズの「青春の輝き」からの引用に由来し、「自由になるためには何かを手放す必要がある」という深い意味が込められています。さらに、ジャケットのアートワークはKing Gnu|King_Gnuの常田大希が統括するクリエイティブチーム「PERIMETRON」によって制作されました。このコラボレーションは、TERUから提案されたもので、アルバムのテーマに見合った視覚的表現として機能しています。

アルバムの形式

『FREEDOM ONLY』は、3つの異なるフォーマットでリリースされました。一般的な形式の「CD Only」、映像コンテンツが付属する「CD+DVD」、さらにグッズがセットになった特別な「2CD+2Blu-ray+グッズ（G-DIRECT限定盤）」があります。9月18日には先行配信シングル「祝祭」がリリースされ、続いてそのミュージックビデオも公開されました。

プロデューサーとアレンジャー

本作のプロデューサーには亀田誠治が指名され、アレンジにはYOW-ROW（GARI）、Tomi Yo、村山⭐︎潤が参加しています。彼らの協力により、楽曲はさらに多様な表現が加えられ、質の高い音楽体験が生み出されました。

実績

リリース後の2021年10月18日付のオリコン週間アルバムチャートでは、合算部門で32,716ポイント、CDアルバム部門で30,738枚、ダウンロード部門では1,576ダウンロードを記録し、全ての部門で1位を獲得しました。また、ビルボードのDownload Albumsでも強力な成績を収め、1,660ダウンロードで1位に輝くなど、商業的にも成功を収めたことが確認されています。

収録曲

アルバムには1枚目のディスクとして全12曲が収録されており、G-DIRECT限定盤には特別にDJリミックスやボーナストラックも含まれています。また、DVDやBlu-ray盤にはライブ映像やミュージックビデオ、メイキング映像なども収録されており、ファンにとって価値あるコンテンツとなっています。

このように、『FREEDOM ONLY』は、GLAYの新たな音楽的挑戦を感じさせる作品であり、ファンに愛される理由が詰まったアルバムとなっています。

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