G.W.D

G.W.D：thee michelle gun elephantの代表曲

1998年8月1日、thee michelle gun elephant（ミッシェルガンエレファント）は8枚目のシングル「G.W.D」をリリースしました。前作から約7ヶ月、CDシングルとしては約1年10ヶ月ぶりのリリースとなり、大きな話題を呼びました。そして、この「G.W.D」は、2020年現在、バンドのシングル作品の中で最も高い売上を記録し、10万枚を超えるセールスを達成した唯一の楽曲という輝かしい実績も持っています。

「G.W.D」の魅力：サウンドと歌詞

「G.W.D」の楽曲タイトルは、歌詞中に繰り返し登場するフレーズ「がなる・われる・だれる」の頭文字から取られています。このタイトルからも想像できる通り、楽曲は独特のエネルギーに満ち溢れています。チバユウスケ（ボーカル、ギター）自身は、この楽曲のジャンルを「オルタナ・ロカビリー・ガレージ・ブルーズ」と表現しており、まさにミッシェルガンエレファントの個性を凝縮したようなサウンドとなっています。約4ヶ月後にリリースされたアルバム『ギヤ・ブルーズ』には、再録音されたバージョンが収録されています。

CDには、もう1曲「ジャブ」が収録されています。「ジャブ！」というシャウトのみで構成された、短いながらもインパクトのある楽曲です。一方、同時に発売された完全限定生産の7インチアナログ盤には、「G.W.D」に加え、ボーイズ（The Boys）のカバー曲「SICK ON YOU」が収録されています。CDとアナログ盤では、B面楽曲やジャケットデザインも異なっており、コレクター心をくすぐる仕様となっています。さらに、CD音源は全曲がモノラル録音で制作されているというこだわりも見られます。

2ヶ月連続リリースと発売日

「G.W.D」は、続くシングル「アウト・ブルーズ」との2ヶ月連続リリースという戦略的な展開も特徴です。両シングルとも発売日を1日に揃えるという意図から、「G.W.D」のリリース日は土曜日となりました。この戦略的なリリース方法も、バンドの積極性と、楽曲への自信の表れと言えるでしょう。

プロレスとの意外な繋がり

「G.W.D」は、プロレス団体闘龍門のユニット「M2K」の入場テーマ曲としても使用されました。再録バージョンが使用され、ユニット解散後も、2022年現在もたびたび復活する際には爆音で流されているようです。他の入場曲と比べて音割れしているという情報もあり、楽曲のパワーが伝わるエピソードと言えるでしょう。

まとめ：時代を超えて愛される名曲

「G.W.D」は、ミッシェルガンエレファントの代表曲として、高い人気を誇る楽曲です。オリジナリティあふれるサウンド、印象的な歌詞、そして様々なエピソードが、この楽曲の魅力をさらに深めています。CDとアナログ盤の同時発売、プロレスとの繋がりなど、様々な角度から「G.W.D」の魅力を再発見できるでしょう。このシングルは、単なる音楽作品ではなく、バンドの歴史、そして音楽シーンにおける一つの重要な出来事として記憶されています。10万枚を超えるセールスという記録も、その人気を証明しています。時代を超えて、多くのリスナーに愛され続ける、ミッシェルガンエレファントの代表曲と言えるでしょう。

規格番号

CD：CODA-1632
アナログ：COKA-14

もう一度検索