GENIE

GENIE（ジニー）

「Genie」は、少女時代の2ndミニアルバムであり、同名のタイトル曲として2009年6月22日に韓国でリリースされました。この曲は、ノルウェーの音楽制作チームDSign Musicによって作曲され、もともとは「I Just Wanna Dance」というタイトルで知られていました。後にSMエンタテインメントが楽曲の版権を取得し、ユ・ヨンジンが歌詞を再構築し、ユ・ハンジンが編曲を担当しました。

デジタルリリースから2、3日以内に、この曲は10の異なるデジタル音楽チャートで1位を獲得。アルバム全体や着信音のチャートでも高評価を得るほどの人気を誇りました。特に、ステージでのパフォーマンスでは、軍のようなスタイルの衣装を着た少女時代が印象的で、振付は日本人振付師仲宗根梨乃によって手がけられました。これにより、曲の演出とダンスは効果的に観客の心を掴み、「チャギチャギ踊り」や「美脚ダンス」といった名前でも親しまれることになりました。

ミュージックビデオは、2009年6月26日に公開され、その中でも独自の視覚的な魅力が引き立っていました。2010年10月には、サムスンのPAVV LED TVの広告用に3Dバージョンが発表され、多くのファンの注目を集めました。

アルバム収録曲

ミニアルバム『Genie』には、以下のような多彩な収録曲が含まれています。

• - 소원을 말해봐 (Genie)
• - Etude
• - 여자친구 (ガールフレンド)
• - 남자친구 (ボーイフレンド)
• - 동화 (童話)
• - 1년 후 (1年後) - ジェシカ＆オニュ

以降、この曲は2010年9月8日に日本でもデビューシングルとしてリリースされました。日本での発表はオリコンデイリーチャートにおいて初登場5位、最高2位を獲得しました。さらに、日本語版のミュージックビデオは2012年4月3日に公開され、当時のSMエンタテインメント公式YouTubeチャンネルで視聴することができました。シングルのリリース前には8月20日に予告映像が公開され、多くのファンの関心を集めましたが、MV本編の一部の短い映像が流出し、その後著作権侵害の申し立てにより削除されることとなりました。

日本版MVには、当時SMエンタテインメントの練習生だったEXOのチャンヨルも出演しており、ファンには感慨深い一面となりました。CDジャーナルは、「洗練されたダンス・ミュージックで心も身体も踊らせる」と高く評価しており、この曲のクオリティを裏付けるコメントとなっています。

ミニアルバムのリリースには、特典として豪華版や期間限定盤が存在し、ファンには重要なコレクターズアイテムともなっています。加えて、「Genie」に関しては、一部に盗作疑惑が持ち上がったこともあり、ウズベキスタンの歌手ディネイラの楽曲「Raqsga tushgin」が盗作されていると報じられました。SMエンタテインメントは、この疑惑に対し、正式に否定しています。

また、2010年にはオランダの歌手ナタリー・マコマが「I Just Wanna Dance」の公認カバーをリリースし、国際的な話題作となっています。「Genie」は、そのメロディラインやリズムからも多くのアーティストに影響を与えつつあり、今なお多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索