GTI CLUB

『GTI CLUB』の概要

1996年にコナミによって開発された『GTI CLUB』は、アーケード向けのレースゲームであり、当時のゲーミングシーンで特に注目を集めました。ゲームはPowerPCを基にしたシステムで制作され、リリースから多くのプレイヤーの人気を取得しました。このゲームの版権は、2006年にコナミデジタルエンタテインメントに移管され、その後2016年にはコナミアミューズメントに再移行されました。このタイトルには続編もあり、『GTI Club コルソイタリアーノ』や『GTI Club supermini Festa!』がリリースされており、2008年にはプレイステーション3用ソフト『GTI Club+ ラリー コートダジュール』としてもリメイクされています。

ゲームモード

『GTI CLUB』は2つの主要なゲームモードが搭載されています。その一つは「レースモード」であり、もう一つは「対戦鬼ごっこモード」です。

レースモード

このモードでは、プレイヤーは選択した車両でコート・ダジュールの市街地でレースを競います。選択できる車は、ミニ クーパーやルノー・5ターボなどの5台で、特定のコマンド入力をするとブガッティ・EB110が使用可能になります。実際のレースは、4台のCPU専用車を含む8台で行われます。コースには複数のチェックポイントが設置されており、制限時間内にすべてのチェックポイントに到達しなければなりません。タイムオーバーになると、その時点でゲームが終了します。

プレイヤーは、初級、中級、上級のレベルから選択ができ、初級では決められたコースしか走れませんが、上級・超上級ではショートカットを駆使して早くゴールを目指したり、逆走する戦略も可能です。サイドブレーキの導入により、クイックターンを行うことができ、これによりレースの楽しみを一層引き立てました。

対戦鬼ごっこモード

このモードはプレイヤー同士の直接対戦を楽しむためのもので、CPUとの1人プレイはできません。ゲーム開始時に選ばれた一人のプレイヤーに爆弾が付与され、その選手は他のプレイヤーに体当たりをして爆弾を押し付ける役割を果たします。制限時間が過ぎた時に爆弾を抱えているプレイヤーが負けとなる独特なルールです。このモードでは、レースモードに比べやや高めの視点でゲームを楽しむことができます。

GTI Club+ ラリー コートダジュール

2008年にリリースされた『GTI Club+ ラリー コートダジュール』は、プレイステーション3向けにHD化されたリメイク版で、デジタル5.1chサラウンドに対応しています。また、オンライン対戦や追加の車種を含むDLCも提供されています。これにより、さらに多様なプレイ体験ができるようになりました。

『GTI CLUB』はその特徴的なゲームプレイと魅力的なグラフィックで、レースゲームファンにとって欠かせないタイトルとなっています。

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