GUILTY GEAR XX [The Midnight Carnival]
『
GUILTY GEAR XX [The Midnight Carnival]』は、
アークシステムワークスが製作し、
サミーが販売した
対戦型格闘ゲームで、
2002年にアーケード向けにリリースされました。本作は
GUILTY GEARシリーズの3作目にあたります。一般的にはGGXXと略称されています。
ゲームの概要
前作『
GUILTY GEAR X』からは、新たに4人のキャラクターや「サイクバースト」という新システムが追加され、ゲームプレイの幅が広がっています。これにより、プレイヤーが楽しめる要素が増えたことは確かです。また、従来のスタイリッシュなグラフィックとスプライトアニメーションがさらに進化し、オープニングムービーも高度な演出が施されています。このような魅力により、新たなファン層を獲得しました。
さらに音楽面でも大きな変化が見られ、生演奏のBGMが採用され、これを手掛けたバンドのA.S.H.はイベント出演や単独ライブを行なっています。特に、月刊アルカディアが主催するゲーム大会「闘劇」のテーマ曲も担当しており、音楽とゲームの親和性を感じさせます。ゲームのバランス調整やキャラクター追加によって、様々なバージョンアップも行われ、これによりゲームセンターでの人気も続いています。
ストーリー
本作に関して公式なストーリー設定は存在しないものの、家庭用のストーリーモードを元にしてストーリーをまとめることが可能です。物語は、ディズィーに関わる事件から数週間後の世界を舞台としています。「終戦管理局」と呼ばれる組織が、ロボカイを操り、世界中の戦士たちを調査しつつ、抹殺や捕獲を進めています。これに気づいた吸血鬼の末裔スレイヤーは、他の戦士に危険を伝えるべく行動を始めます。一方で、ギアを生み出した男性に仕えるイノは、彼の計画を妨げる人物を排除する動きを取ります。
バージョン違いと変更点
『
GUILTY GEAR XX #RELOAD』は、家庭用版として登場し、バランス調整が施されています。初期版本には
バグが見つかり、プレイヤーによる署名運動の結果、再調整版が配布されました。この調整において、強力なキャラクターに下方修正が行われ、逆に弱かったキャラクターが強化されています。
次に登場した『
GUILTY GEAR XX / -SLASH-』では、キャラクターに新たな技が追加され、バランス調整がさらに行われました。また、ロケテストを重ねることで、不具合を減少させる努力もされました。ゲームスピードの向上や技のダメージ減少も特徴です。
GUILTY GEAR XX Λ CORE -ACCENT CORE-
続けて発売された『
GUILTY GEAR XX Λ CORE -ACCENT CORE-』は、多くのシステムを刷新し、映像や音声も一新されています。CPUもより戦略的なプレイを見せるようになり、挑戦的な難度が魅力です。また『#RELOAD』や『SLASH』のキャラクターも使用可能になります。
『Λ CORE PLUS』では、さらに新しいモードが追加され、ストーリーやキャラクター数も増加しました。海外でも展開され、一部キャラクターの不具合が修正されるなど、シリーズの完成度が高まっています。
反響とコミュニティ
PS2版に関しては、多くの不具合が報告され、プレイヤーからの不満が噴出しましたが、その対応として追加のプロダクトがリリースされるなど、ファンとのコミュニケーションが強化されました。これにより、天才的なゲームプレイと熱心なファン活動が相まって、
GUILTY GEARシリーズは今もなお続いています。
結論
『
GUILTY GEAR XX [The Midnight Carnival]』は、刺激的なキャラクターや豊富なプレイスタイル、音楽との調和により、格闘ゲーム界に名を刻む作品となりました。これからの展開にも期待が寄せられています。