HIRO柴田

HIRO柴田のプロフィール

HIRO柴田（ひろ しばた、1976年2月16日生まれ）は、競技麻雀のプロ雀士であり、日本プロ麻雀連盟およびMリーグのEARTH JETSに所属しています。登録名は2016年からHIRO柴田で、段位は九段です。彼の旧名は柴田弘幸（しばた ひろゆき）です。

来歴

彼は神奈川県川崎市に生まれました。小学校時代には友人との家族麻雀を通じて、そのルールを学びました。漫画「ぎゅわんぶらあ自己中心派」から麻雀に興味を持ち、高校時代には数多くの麻雀関連の作品を読みふけりました。大学を中退後は雀荘で働き、2000年に日本プロ麻雀連盟に入会し、2001年にプロ雀士としてデビューしました。彼の同期には勝又健志、近藤久春、猿川真寿、藤島健二郎、や前田直哉らがいます。

2008年度には同連盟のA1リーグに昇級し、2015年度には一時的にA2リーグに降級しましたが、翌2016年度にはA1リーグへと復帰しました。それに伴い、同じ連盟に所属する柴田吉和との混乱を避けるため、登録名をHIRO柴田に改めました。

彼は長らく無冠の状態が続き、「無冠の帝王」と呼ばれることもありましたが、2023年2月には第39期鳳凰位決定戦で優勝を果たしました。さらに、同年の3月25日には第13期麻雀グランプリMAXでも優勝し、二冠を達成しました。その後の第40期鳳凰位決定戦では佐々木寿人に敗れましたが、第14期麻雀グランプリMAXでは連覇を成し遂げました。2025年6月30日にはMリーグのドラフトで新規参入チームのEARTH JETSから指名を受けました。

雀風とエピソード

HIRO柴田の雀風は「基本的には対応型で、攻守のバランスが取れている」という自己評があります。チームメイトの三浦智博や、A1リーグの阿久津翔太は彼の強さを「自分たちには見えない強さを持っている」と評価し、何度も驚かされるアガリ手順を見せられたと語っています。実際、彼は連盟の鳳凰戦において通算スコアで歴代1位に位置しています。このような活躍から「紅顔のアサシン」というキャッチフレーズや、「ひろしば」「しばきち」といったあだ名で知られています。時折、佐々木寿人からは「えっちしばた」と呼ばれることもあります。

2022年1月11日には、日本プロ麻雀連盟所属の蒼井ゆりかと結婚し、プライベートでも注目を集めています。彼の趣味にはお笑い、ゲーム、漫画、YouTube視聴が含まれており、パチスロも好むとのこと。また、料理にも興味があり、特にパスタを得意としているようです。

彼は友人の黒沢咲によくお金を貸すエピソードがあります。黒沢の親族でさえ、対局日に柴田がいるかどうかを心配するほどで、黒沢はSNSで柴田に対するジョークを交えた投稿をすることもあります。

成績とタイトル

HIRO柴田は、さまざまなタイトルを獲得しています。鳳凰位（第39期）、麻雀グランプリMAX（第13期・第14期）を含む多くの大会での入賞歴があり、最高スコアは2019-20シーズンのデータに基づいています。また、1着回数は2025-26シーズンから表彰対象となります。

彼はプロ雀士としての派手な活躍と、パーソナルなエピソードで多くのファンに愛される存在です。

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