HONDALADY

HONDALADY（ホンダレディ）は、マル(Vo,Prog)とDie(DJ,TB-303)の2人からなるテクノロックユニットです。

結成と初期の活動

1995年にマルを中心に結成され、ライブやCDリリースなどの活動を開始しました。当初から独自の音楽性を追求し、チェキッ娘から派生したアイドルユニットMETAMO（メタモ）のサウンドプロデュースや、ゲームソフトへの楽曲提供など、幅広い分野で才能を発揮しました。

新生HONDALADYの始動と評価

メンバーチェンジを経て、2002年秋からはマルとDieの2人体制による新生HONDALADYが始動しました。同年12月には、ボアダムス、ROVO、STROBOなど、国内のトランス・デジタルハードコア系アーティストが集結したコンピレーションアルバム『anima mundi』に参加。「hello,hello」を提供し、テクノ/ダンスフィールドのみならず、各方面から高い評価を受けました。この楽曲は、現在でもライブでのハイライトナンバーとなっています。

アルバムリリースと多様な展開

2003年8月には、「hello,hello」も収録された2ndアルバム『東京VINYL』を発表。真城めぐみ、LIQUID FUNKなど豪華ゲスト陣に加え、ミキシング・エンジニアには渡辺省二郎、内田直之、吉村健一といった実力派を起用しました。2004年2月には、ミニアルバム『136』をリリース。DJミックスの手法を取り入れ、プログレッシブな構成でリスナーを魅了しました。リード曲「Night & Day」は、テレビ東京系番組『サウンドブレイク』のオープニングソングに起用され、新たなリスナー層を獲得しました。

2005年6月には、親交の深かったバンドpeachとのスプリットアルバム『peacH ON DA LADY』をリリース。同年9月には3rdアルバム『TVTB』を発表しました。宍戸留美とのデュエットソング「timecode」や、Hi-5のオダタカユキ、miami、neutrioなど多彩なゲスト陣とのコラボレーションを軸としたこの作品は、人気イラストレーター・コザキユースケがジャケットを手掛け、大きな話題となりました。

レーベル移籍とカバー曲の発表

2006年にはレーベルを移籍し、三浦俊一（元有頂天/元P-MODEL）をプロデューサーに迎え、華原朋美のヒット曲「I'm proud」をカバーした「I'm proud e.p.」を発表。同年9月には、ビンテージシンセサイザーTB-303をフィーチャーしたアルバム『303』をリリース。レピッシュのMAGUMIがゲストボーカルとして参加しています。

SUMMER SONICへの挑戦

2009年には、e+がプロデュースするエンタメ市場×SUMMER SONIC 2009（ファン投票により、サマソニ出演アーティストが決定するという企画）にて、総投票数1546票を獲得し、テクノ/エレクトロ部門で8位を記録しました。

ソロ活動

マルとDieは、HONDALADYとしての活動以外にも、ソロ名義での楽曲提供や別バンド、DJなど、多岐にわたる活動を展開しています。

マルは、電撃ネットワークのギュウゾウ、Hi-5のオダタカユキ、漫画家のエロコエロオらとロックバンドkamakajiを結成。neutrinoのゴトウカズヒロックとマンチェスター再現バンドkevin shieldsのメンバーとしても活動するほか、DJとしてイベントteenage of the year*を主催しています。

Dieは、ハッピーハードコア/アシッドハウスまでを網羅したDJ活動をメインに、DieTRAX名義でのソロ活動では、ゲームネタを使ったハードコアテクノを基調とした楽曲を制作。1999年には「8BIT STRIKES BACK」をリリースしています。また、ナゴム系コピーバンド征露丸Xのメンバーとしても活動。ketchuparts（ケチャップアーツ）名義で服飾デザイナーとしても活動しており、ketchupartsの製品はshop33で購入可能です。ちなみに、HONDALADYのジャケット・グッズのデザインのほとんどは彼が手掛けています。

HONDALADYは、常に新しい音楽性を追求し、進化し続けるテクノロックユニットとして、日本の音楽シーンで独自の存在感を放っています。

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