HTL21

HTC J butterfly HTL21概要

HTC J butterfly HTL21は、KDDI及び沖縄セルラー電話によって展開されている、HTCのスマートフォンです。これは、日本市場向けに開発された4機種目のAndroid端末であり、前作であるISW13HTの後継機種にあたります。特に注目すべき点は、モバイルWiMAXの代わりに、4G LTEに対応している点です。さらに、このモデルは日本で初めてフルHDディスプレイを採用し、auブランドのスマートフォンの中で初めてAndroid 4.1を搭載して出荷されました。

名に含まれる「J」は「Japan」を意味しており、また「butterfly」は「蝶」を表しています。HTC J butterflyは、カラーラインナップとして「レッド」「ブラック」「ホワイト」の3色を用意していますが、特に「ブラック」は背面にマット仕上げが施されています。

機能

電池の容量は2020mAhとされ、交換はユーザーが自分で行うことはできません。また、前機種では防水機能が搭載されていなかったものの、HTL21ではIPX5等級の防水性能が備わっており、日常的な水濡れから保護されています。

発表と発売

HTC J butterfly HTL21は、2012年10月17日にKDDI及びHTC NIPPONからの公式に発表され、11月10日には連邦通信委員会（FCC）を通過しました。その後、2012年12月には東京や関東近県で先行発売が行われ、各地域ごとに異なる発売開始日が設定されています。特にホワイト色は、2012年12月21日に先行販売地域以外でも発売されるなど、スケジュールが整備されていました。

付属アプリケーション

この端末には多くのプリインストールアプリが付属しており、例としてSkype、KDDI Eメール、Google ターク、Polaris Office、ビデオパスなどがあります。また、特筆すべき点として、HTC J butterflyにはBeats Electronics製のイヤホンは付属しないため、別途購入が必要となります。

クレードルとアクセサリー

さらに、With GoogleのロゴとBeats Audioの間に配置された3つの点は装飾ではなく、専用クレードル用の電極部分です。このクレードルは2013年4月6日に発売され、HTC J butterflyの機能をさらに拡張するためのアクセサリーとして注目されています。

歴史的背景

HTC J butterflyは、携帯業界における先駆的な技術を取り入れたデバイスとして、特に日本市場での地位を確立しました。同モデルは、海外ではDROID DNAとしても知られ、台湾や中国向けにはHTC Butterflyとして展開されています。そのグローバルモデルの登場は、HTCの技術力を世界に示すものでもありました。

関連項目

HTC J butterflyの登場は、Android端末だけでなく、HTCの製品群においても重要な役割を果たしました。先代機種であるISW13HTや後継のHTC J One（HTL22）など、HTCの製品の変遷に大きく寄与したことは否めません。さらに、extern種類のコラボレーションにより、乃木坂46がイメージキャラクターを務めたことも、消費者の視覚的な印象を強める要因となっています。

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