HTL22

HTC J One HTL22 (エイチティーシー ジェイ ワン エイチティーエル ニーニー)

概要

HTC J One HTL22は、台湾のHTCによって設計された、auブランドを展開するKDDIと沖縄セルラー電話用のスマートフォンです。このモデルは、CDMA 1X WINおよび第3.9世代移動通信システム（au 4G LTE）に対応したストレート型であり、独自の機能が詰まった一台となっています。輸入元はHTC NIPPONです。

本機種は、HTC J butterfly HTL21の後継機種にあたります。グローバルモデルとして販売されているHTC One (M7)の日本国内向けバージョンとなっており、日本市場に特化したさまざまな機能が搭載されています。そのため、質量はグローバルモデルよりも約17g重く、デュアルSIM版に比べても約1g増加しています。また、サイズも若干大きく設定されています。

日本のユーザーのニーズに応えるべく、ワンセグテレビやおサイフケータイ、赤外線通信をサポートしています。さらに、グローバル版の仕様と異なり、microSDカードスロットがある点も特徴的です。

デザインと素材

HTC J One HTL22は、ディスプレイガラスを除き、リアカバーを含むほぼ全体がアルミ製で作られています。このため、高級感があり、堅牢性に優れたデザインを実現しています。リアカバーを外すと、SIMカードスロットやmicroSDカードスロットが現れる仕様です。

ソフトウェアとユーザーインターフェース

本機に搭載されているユーザーインターフェースは、HTC Senseが大幅に改良されています。特に注目されるのが、ホーム画面の「HTC BlinkFeed」で、これを利用することでウェブ上のニュースや写真、さまざまなSNSの情報を一元的に見ることができます。しかし、事前に選べるニュースサイトは限定されており、RSSリーダーのように自由にサイトを追加することはできません。

カメラ性能

カメラに関しては、HTC独自のUltraPixelセンサーが使用されており、F値2.0のレンズと組み合わさっています。画素数は400万画素と他のスマートフォンに比べ少ないものの、その分大きな画素を採用することで、より多くの光を取り入れ、薄暗い環境でもフラッシュなしで高品質な写真を撮影できるのが特長です。フィルムサイズは小さく、データ容量を効率的に管理できます。また、防水性能は備えていないため、使用には注意が必要です。バッテリーは取り外しできない設計となっています。

発売の経緯

HTC J One HTL22は、2013年2月19日にグローバルモデルとして発表され、同年の5月20日にはKDDIおよびHTC NIPPONから公式発表がありました。6月1日よりホワイトメタルが全国で発売され、その後ブラックメタルやレッドメタルも順次リリースされました。以降も、Androidのバージョンアップが続き、新しい機能が追加されました。

プリインストールアプリ

このスマートフォンには多くのプリインストールアプリが含まれており、au Cloud、Chrome、Gmail、Dropbox、Twitter、YouTubeなど、ユーザーが日常的に使用するアプリがサポートされています。さらに、PC向けのWebブラウザも標準装備されているため、携帯向けサイトへのアクセスも行えません。

まとめ

HTC J One HTL22は、洗練されたデザインと豊富な機能を兼ね備えた日本市場向けのスマートフォンです。エンターテインメントを楽しむだけでなく、日々の情報収集にも役立ちます。

もう一度検索