HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE

HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE

『HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE』は、日本の著名なシンガーソングライターであり、L'Arc〜en〜CielとVAMPSのボーカリストでもあるHYDEによるライヴビデオです。この作品は2021年5月26日にリリースされ、発売元はVirgin Musicです。これは、HYDEが2019年に発表したライヴビデオ『HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL』に続く約10ヶ月ぶりの映像作品であり、彼の音楽活動の新たな一歩を示しています。

本作では、2020年の12月から2021年の2月にかけて行われたHYDEのアコースティックライヴツアー「HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE」の東京国際フォーラム ホールAでの最終日公演が収録されています。この公演は、1月に行われた一部がAbemaTVでライブ配信されたこともあり、ファンにとって特別な意味を持つものです。

新型コロナウイルスの影響で多くのイベントが中止となった中、HYDEは2020年9月に都内での着席型アコースティックコンサート「HYDE LIVE 2020 Jekyll & Hyde」を成功させ、その経験を踏まえてこのツアーを実現しました。通常のエネルギッシュなライヴスタイルとは異なり、「ANTI WIRE」は「コードレス」という独特なコンセプトの元、アコースティックならではの静かな美しさと、HYDEが持つロックの力強さを融合させたパフォーマンスが特徴です。

このライヴではHYDEが独自のスタイルを取り入れ、ドラム缶を模した楽器を叩いたり、タンバリンを鳴らしながら歌唱したり、新たな挑戦を見せています。また、セットリストには2019年にリリースされたアルバム『ANTI』からの楽曲を中心に、アコースティックアレンジされたバージョンが含まれています。このアレンジ作業は、ツアーサポートメンバーと共に行われました。HYDE自身もこのプロセスを楽しんでおり、メンバーとのアイデアの交換を通じて新しい方向性を見つけたと語っています。

HYDEはこのツアーを「『HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL』の延長線上に位置づけ、映画に例えるなら『Episode.0』という設定」と説明しています。さらに、新曲「DEFEAT」がライヴで初めて取り上げられ、観客に新たな音楽体験を提供しました。

公演のステージセットは前年のライヴを意識しつつ、特有の雰囲気を演出しています。HYDEは照明に特にこだわり、「派手さ」よりも「路地裏感」を重視した演出を心がけました。これは、演奏に伴った照明効果に頼るのではなく、より幻想的な雰囲気を作り上げるための試みです。

この映像作品は、フィジカルでのリリースがあり、Blu-ray DiscおよびDVDの形態で提供されています。初回限定盤には、ライヴツアーのドキュメンタリー映像や未収録のライブ映像などが特別に付属されており、ファンにとって貴重なコレクションとなっています。

収録曲

• - UNDERWORLD
• - AFTER LIGHT
• - LOVE ADDICT
• - DEFEAT
• - MISSION
• - SWEET VANILLA
• - BELIEVING IN MYSELF
• - ZIPANG
• - LET IT OUT
• - MAD QUALIA
• - SET IN STONE
• - ANOTHER MOMENT
• - EVERGREEN
• - WHO'S GONNA SAVE US
• - LION
• - KISS OF DEATH
• - DEVIL SIDE
• - REVOLUTION
• - HELLO
• - I'm so happy
• - GLAMOROUS SKY|GLAMOROUS_SKY
• - ORDINARY WORLD

初回限定盤に収録されるドキュメンタリー映像は、ライヴツアーの舞台裏を探る貴重な内容であり、ファンにとって特別な体験となることでしょう。HYDEの音楽とパフォーマンスの世界観を存分に楽しめる作品です。

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