Hotシュシュ

hotシュシュ（ホット・シュシュ）は、日本のプロレス界において独自の道を歩む団体です。運営は、親会社であるネオプラス社のアイスリボン事業部が担っています。

団体名の由来

団体名の起源は、アイスリボンの名称をもじったエイプリールフールの企画に遡ります。「hot」をアルファベット表記とし、「シュシュ」をカタカナ表記にしたのは、視覚的なバランス、特に画数を考慮した結果とされています。また、フランス語の「シュシュ」には「素敵な」という意味があり、これに「情熱的」や「セクシー」といった意味合いを持つ「ホット」を組み合わせることで、魅力的な響きを持たせています。

特徴

hotシュシュは、プロレスラーを目指す人材を広く募集しているのが特徴です。年齢、身長、体重、国籍、性別といった特定の条件や、過去のスポーツ経験の有無を問わず、「やる気」と「根性」を最も重要な要素としています。性別にとらわれず、オールジェンダーの門戸を開いている点も特筆されます。練習生の育成にも力を入れており、その成長過程や日々の努力の様子は、YouTubeを通じて積極的に公開されています。これにより、ファンは未来のスター候補たちのリアルな姿に触れることができます。

設立経緯

団体の設立者である千春氏は、現役引退後、アイスリボンでリングアナウンサーとして活躍するとともに、レフェリー、音響、選手のマネジメント、新人育成、女子プロレスサークル指導など、多岐にわたる裏方業務に約10年間携わってきました。その職務から退き、団体を離れることを検討していた時期、アイスリボンの代表である佐藤肇氏から慰留を受けました。そこで、千春氏は長年の夢であった自身のプロレス団体設立を打診したところ、予想外にも快諾を得たことが設立の大きな契機となりました。団体設立の決意を固めるにあたり、アイスリボンの道場を訪れていた田村欣子氏とタニー・マウス氏に相談したところ、両名から強い後押しを受けました。千春氏は、かつて自身の現役時代に鬼コーチとして厳しく指導を受けた田村氏と、卓越したプロレスの知識と発想力を持つタニー氏に協力を依頼。タニー氏は即座に承諾し、田村氏も千春氏を「かわいい後輩」として「頼まれたら断れない」と語っており、両名の協力体制が確立しました。

歴史

団体は2023年1月25日に千春氏によって設立され、代表に就任。田村欣子氏とタニー・マウス氏がスーパーバイザーに就任しました。同年4月12日にはレッスル武闘館でプレ旗揚げ戦を開催。5月14日には新木場1stRINGで旗揚げ戦「はじまりの合図」を成功させました。以降、レッスル武闘館を中心に精力的に興行を重ねています。特に「Ignite」シリーズは同会場での定期的な開催として定着しました。2023年8月にはソラマチスカイアリーナでアイスリボンとの合同興行を実施するなど、他団体との連携も見られます。また、プロレス会場以外でのイベント、例えば2024年4月の「最強ラーメン祭 in 小山」や同年10月の「高円寺フェス」での提供試合にも積極的に参加し、団体の認知度向上に努めています。2024年5月6日の1周年記念大会では、設立者である千春氏が5月末をもって代表を辞任し、団体を退団することが発表されました。その後もレッスル武闘館を中心に定期的な興行を継続しており、団体の活動は続いています。2025年4月には、持病の悪化により休業していたゆづき選手がリングアナ見習いとして活動を再開するなど、新たな動きも見られます。

所属・スタッフ

レギュラー参戦選手としてミス・モンゴル、しのせ愛梨紗らが名を連ねています。スタッフとしては、レフェリーの19氏（プロレスリングMAGICBOX所属）、そしてスーパーバイザーとして設立当初から田村欣子氏とタニー・マウス氏が団体の運営を支えています。過去には設立者の千春氏が代表兼リングアナウンサーを務めていました。

マスコットキャラクター

団体のマスコットキャラクターとして「シュシュンヌ」が存在し、ファンに親しまれています。

hotシュシュは、そのユニークな設立経緯、多様な人材を育成する姿勢、そして情熱を前面に出したスタイルで、プロレス界に新たな風を吹き込んでいます。

hotシュシュ公式サイト
Hotシュシュ (@CHIHARU_hot) - X（旧Twitter）
Hotシュシュ (@hot.chouchou) - Instagram
田村様とタニー。 - YouTubeチャンネル
* シュシュンヌ (@chouchounne_hot) - X（旧Twitter）

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