I'm Dandy

玉置浩二「I'm Dandy」

「I'm Dandy」は、日本のシンガーソングライター玉置浩二が1989年7月25日にリリースした4枚目のシングルです。前作「氷点」から4か月ぶりのリリースであり、作詞は松井五郎、作曲とプロデュースは玉置浩二自身が手掛けています。

リリースとタイアップ

この楽曲は、玉置浩二が主演した映画『右曲がりのダンディー』の主題歌として使用されたほか、JT「SOMETIME MIASS」のコマーシャルソングとしても起用されました。キャッチーなメロディとユーモラスな歌詞が話題を呼び、オリコンシングルチャートでは最高位10位を獲得。10.7万枚の売り上げを記録し、玉置浩二のシングル売上ランキングで4位となっています。

オリジナルアルバムには未収録でしたが、ベストアルバム『安全地帯/[[玉置浩二 ベスト|安全地帯_玉置浩二 ベスト]]』（1994年）で初めてアルバムに収録されました。その後も数々のベストアルバムに収録され、現在でも玉置浩二の代表曲の一つとして親しまれています。

ライブパフォーマンス

「I'm Dandy」は、リリース当時から数多くのテレビ番組で披露されました。特に、1989年7月26日放送の『夜のヒットスタジオDELUXE』でのソロ初出演や、『ミュージックステーション』でのパフォーマンスは大きな反響を呼びました。

『ミュージックステーション』出演時には、パーカッション担当のBaNaNaのドラムスティックが演奏中に手から離れてしまうというハプニングが発生。しかし、BaNaNaは残りの1本のドラムスティックで最後まで演奏を続け、プロフェッショナルな対応を見せました。このハプニングもまた、「I'm Dandy」のライブパフォーマンスを語る上で欠かせないエピソードとなっています。

カバーバージョン

「I'm Dandy」は、香港の歌手ジャッキー・チュン（張學友）によって広東語でカバーされています。タイトルは「花花公子」として、アルバム『衹願一生愛一人』（1989年）に収録されました。原曲のダンディな雰囲気を残しつつ、ジャッキー・チュンの甘い歌声が加わったカバーバージョンも人気を博しています。

楽曲の特徴

「I'm Dandy」は、ダンディズムをテーマにした歌詞と、軽快で覚えやすいメロディが特徴です。サビの「I'm Dandy」というフレーズは一度聴いたら忘れられず、多くの人に親しまれています。また、楽曲全体を彩るコミカルな雰囲気も魅力の一つです。

まとめ

「I'm Dandy」は、玉置浩二の音楽キャリアにおいて重要な作品の一つであり、彼の幅広い音楽性を知る上で欠かせない楽曲です。映画主題歌やCMソングとしての起用、ライブでのハプニング、そしてジャッキー・チュンによるカバーなど、様々な話題に彩られた「I'm Dandy」は、これからも多くの人々に愛され続けるでしょう。

収録アルバム
『安全地帯/[[玉置浩二 ベスト|安全地帯_玉置浩二 ベスト]]』（1994年）
『安全地帯 テーマソングス』（1995年）
『玉置浩二ベスト・ソングス・フォー・ユー』（1995年）
『EARLY TIMES〜KOJI TAMAKI IN KITTY RECORDS』（1997年）
『ゴールデン☆ベスト 玉置浩二 アーリー・タイムズ・プラス』（2003年）
『ALL TIME BEST』（2017年）
* 『THE BEST ALBUM 35th ANNIVERSARY 〜メロディー〜』（2022年)

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