IAI日本
一般社団法人buildingSMART Japanは、かつて一般社団法人IAI日本という名称で活動していました。この団体は、建築業界におけるCADデータの共有化と相互運用性の向上を目的とする国際組織IAI（International Alliance for Interoperability）の日本支部として設立されました。IAIは、異なるCADソフトウェア間で円滑なデータ交換を実現するために、共通ファイルフォーマットであるIFC（Industry Foundation Classes）を推進していました。
2016年6月、国際組織がbuildingSMART Internationalに名称変更したのに伴い、IAI日本も一般社団法人buildingSMART Japanへと改名しました。この改名は、組織の活動内容と国際的な連携をより明確にするためのものでした。buildingSMART Japanは、国際組織buildingSMART Internationalが提供する規格やサービスを日本国内に普及させる役割を担っています。
buildingSMART Internationalは、建築業界のデジタル化を推進するための様々な規格とサービスを提供しています。
Industry Foundation Classes (IFC): 建物やインフラの情報を構造化して表現するためのオープンなデータモデルです。異なるソフトウェア間での情報交換を可能にし、BIM（Building Information Modeling）の基盤となっています。
Information Delivery Specifications (IDS): 情報の受け渡しに関する仕様を定義するための規格です。プロジェクトの各段階で必要な情報を明確化し、情報の齟齬を防ぐのに役立ちます。
BIM Collaboration Format (BCF): BIMモデルに関するコミュニケーションや問題解決を支援するための規格です。設計者、施工者、クライアントなど、プロジェクト関係者間での効率的な情報共有を可能にします。
Information Delivery Manual (IDM): BIMにおける情報伝達プロセスを標準化するための手法とフォーマットを定めるものです。ISO 29481-1:2010として国際規格化もされています。
Standards Library: 上記のような規格を組織的に管理し、利用を促進するためのライブラリです。
buildingSMART Data Dictionary (bSDD): 建設業界で使用されるオブジェクトや概念の定義を格納するデータ辞書です。ISO 12006-3、ISO 23386、およびLinked Data Standardsに準拠しています。
BIM Maturity Assessment: 組織やプロジェクトのBIM成熟度を評価するためのサービスです。改善点を見つけ、BIM導入の効果を最大化するのに役立ちます。
Use Case Management Service (UCMS): 様々なBIMの使用事例を管理するためのサービスです。他のユーザーの事例を参考にしたり、自身の事例を共有したりできます。
buildingSMART Japanは、日本建設情報総合センター（JACIC）と共同で国際土木委員会を設置し、buildingSMART Internationalの国際的な情報を収集しています。この委員会は、国内のCIM（Construction Information Modeling）およびi-Constructionの導入・普及を促進することを目的としています。JACICのウェブサイトでは、委員会の資料としてbSIサミットの報告書も公開されています。
buildingSMART Japanには、多くの一般企業や学校・研究機関が参加しています。これらの団体は、buildingSMARTの活動を通じて、建築業界のデジタル化を推進し、より効率的で持続可能な建設プロセスを追求しています。
buildingSMART Japan
buildingSMART International (英語)
buildingSMART Technical (英語) - buildingSMART Internationalの技術リソース
日本建設情報総合センター (JACIC)
* JACIC 国際土木委員会
2016年6月、国際組織がbuildingSMART Internationalに名称変更したのに伴い、IAI日本も一般社団法人buildingSMART Japanへと改名しました。この改名は、組織の活動内容と国際的な連携をより明確にするためのものでした。buildingSMART Japanは、国際組織buildingSMART Internationalが提供する規格やサービスを日本国内に普及させる役割を担っています。
buildingSMART Internationalが提供する主な規格とサービス
buildingSMART Internationalは、建築業界のデジタル化を推進するための様々な規格とサービスを提供しています。
Standards（規格）
Industry Foundation Classes (IFC): 建物やインフラの情報を構造化して表現するためのオープンなデータモデルです。異なるソフトウェア間での情報交換を可能にし、BIM（Building Information Modeling）の基盤となっています。
Information Delivery Specifications (IDS): 情報の受け渡しに関する仕様を定義するための規格です。プロジェクトの各段階で必要な情報を明確化し、情報の齟齬を防ぐのに役立ちます。
BIM Collaboration Format (BCF): BIMモデルに関するコミュニケーションや問題解決を支援するための規格です。設計者、施工者、クライアントなど、プロジェクト関係者間での効率的な情報共有を可能にします。
Information Delivery Manual (IDM): BIMにおける情報伝達プロセスを標準化するための手法とフォーマットを定めるものです。ISO 29481-1:2010として国際規格化もされています。
Standards Library: 上記のような規格を組織的に管理し、利用を促進するためのライブラリです。
Users Services（ユーザーサービス）
buildingSMART Data Dictionary (bSDD): 建設業界で使用されるオブジェクトや概念の定義を格納するデータ辞書です。ISO 12006-3、ISO 23386、およびLinked Data Standardsに準拠しています。
BIM Maturity Assessment: 組織やプロジェクトのBIM成熟度を評価するためのサービスです。改善点を見つけ、BIM導入の効果を最大化するのに役立ちます。
Use Case Management Service (UCMS): 様々なBIMの使用事例を管理するためのサービスです。他のユーザーの事例を参考にしたり、自身の事例を共有したりできます。
国際土木委員会
buildingSMART Japanは、日本建設情報総合センター（JACIC）と共同で国際土木委員会を設置し、buildingSMART Internationalの国際的な情報を収集しています。この委員会は、国内のCIM（Construction Information Modeling）およびi-Constructionの導入・普及を促進することを目的としています。JACICのウェブサイトでは、委員会の資料としてbSIサミットの報告書も公開されています。
参加団体
buildingSMART Japanには、多くの一般企業や学校・研究機関が参加しています。これらの団体は、buildingSMARTの活動を通じて、建築業界のデジタル化を推進し、より効率的で持続可能な建設プロセスを追求しています。
外部リンク
buildingSMART Japan
buildingSMART International (英語)
buildingSMART Technical (英語) - buildingSMART Internationalの技術リソース
日本建設情報総合センター (JACIC)
* JACIC 国際土木委員会
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