日本建設情報総合センター

一般財団法人日本建設情報総合センター（JACIC）について

一般財団法人日本建設情報総合センター（JACIC、Japan Construction Information Center）は、建設分野における情報化を推進する中核的な機関です。公共調達に関わる情報システムの開発や運用、建設情報に関する研究、国際協力など、幅広い活動を展開しています。

組織概要

JACICは、1985年（昭和60年）11月15日に設立されました。設立当初は国土交通省所管の財団法人でしたが、公益法人制度改革に伴い、一般財団法人へと移行しました。現在の所在地は東京都港区赤坂にあり、理事長は元国土交通省事務次官の山田邦博氏が務めています。

主な事業内容

JACICの事業は、大きく分けて情報サービス事業、受託事業、自主研究事業、公益事業の4つがあります。

情報サービス事業

建設情報提供サービス（JACICNET）: 有料会員制のWebサイトで、建設に関する様々な情報を提供しています。
コリンズ・テクリスシステム: 公共工事等の実績情報を管理するシステムで、工事実績情報システム（コリンズ）と業務実績情報システム（テクリス）があります。
建設副産物情報交換システム: 建設工事で発生する副産物に関する情報を交換するシステムです。
入札情報サービス（統合PPI）: 公共工事の入札に関する情報を一元的に提供するサービスです。
Photog-CAD: 災害復旧を効率化するための支援システムです。

受託事業

積算システム関連: 国土交通省や地方自治体等の積算システムに関する開発や運用を受託しています。
電子入札システム運用管理: 電子入札システムの運用管理を受託しています。
河川現況調査等: 河川の現況調査や関連業務を受託しています。
CALS/EC|CALS_EC関連: CALS/EC|CALS_EC（建設CALS）に関する調査や研究、システム開発を受託しています。

自主研究事業

CIM関連: CIM（Construction Information Modeling/Management）に関する研究開発を行っています。IFC形式にも対応しています。

公益事業

建設技術審査証明事業: 建設技術の審査証明を行っています。
研究助成事業: 建設分野の研究活動を支援しています。
JACICセミナー: 建設に関するセミナーや講習会を開催しています。
国際協力・国際貢献: 国際会議の開催などを通じて国際協力に貢献しています。
社会基盤情報分野の標準化活動: 社会基盤情報標準化委員会を設置・運営し、標準化活動を推進しています。

関連事項

JACICの活動は、以下の項目と深く関連しています。

建設情報標準化: JACICが運営する社会基盤情報標準化委員会は、建設情報に関する標準化を推進しています。
工事実績情報システム (コリンズ・テクリス): 公共工事の実績情報を管理する重要なシステムです。
公共工事の入札制度: 入札情報サービス（PPI）を通じて、公共工事の入札に関する情報を提供しています。
CALS/EC|CALS_EC: 建設分野の情報化を推進する重要な概念です。
SXF: 図面データの交換形式の一つです。
BE-Bridge: 建設BIMデータの連携ツールです。
CIM: 建設プロジェクトの効率化と品質向上に寄与する技術です。
IFC: 建物やインフラの情報を交換するための国際標準形式です。
BIMライブラリ技術研究組合: BIMに関する技術研究を行っている団体です。
国土技術政策総合研究所: 国土交通省の研究機関です。
国土交通省: JACICの活動を支援しています。

外部リンク

* 一般財団法人日本建設情報総合センター (JACIC)


JACICは、建設業界の情報化を推進し、公共工事の効率化や品質向上に貢献する重要な機関です。

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