IS11CA

G'zOne IS11CA

G'zOne IS11CAは、カシオ計算機およびNECカシオ モバイルコミュニケーションズ（現在の日本電気）が開発した、日本市場向けのAndroidスマートフォンです。このモデルは、KDDIおよび沖縄セルラー電話が提供するauブランドの一部であり、第3/3.5世代移動通信システムに対応しています。製品型番はCAI11です。

特徴

IS11CAは、国内向けG'zOneシリーズにおいて初めてのスマートフォンとして登場しました。先行モデルであるG'zOne COMMANDOから派生しており、米国の大手キャリアであるベライゾン・ワイヤレス向けに最初にリリースされたものです。

このデバイスには、G'zシリーズ専用のアプリ「G'z GEAR」が搭載されているほか、日本国内のユーザー向けにおサイフケータイや赤外線通信などの便利な機能も加えられています。ただ、ワンセグやテザリングには対応していないのが特徴ですが、Google Playからダウンロードしたアプリで非公式にテザリングが可能という情報もあります。

独自のデザインにも注目しており、G'zOneの伝統的な丸窓はロック画面にも採用されています。また、ユーザーインターフェース（UI）はG'zOne独自のものであり、他のau端末のようにOcean Observation社によって設計されたものではありません。さらに、IS11CAはauとして初めてGSMクワッドバンドに対応しているため、GPRS機能を持つクワッドバンド端末の中でも最初の一台となります。

歴史

IS11CAの正式な発表は2011年5月17日で、7月14日に全国で発売が開始されました。以降、様々なファームウェアのアップデートが行われ、2011年12月には「かんたんメニュー」に対応しました。2012年の初めには「G'zGEAR」に歩数計機能が追加され、同年7月にはL800MHz帯エリアのサービスが終了しました。

主な搭載アプリ

• - G'zGEAR
• - jibe
• - Skype au
• - au one GREE

機能とサービス

このスマートフォンは、PC Link機能を通じて無線LANまたはUSB接続によるデータのやりとりをサポートしており、標準装備されたWebブラウザを使ってFlashコンテンツも表示できます。しかし、携帯向けサイト（EZWeb）に関しては他のスマートフォンやPCと同様に閲覧不可となっています。そして、安心セキュリティパックとしてウイルスバスターモバイル for auに対応しています。

アップデート情報

IS11CAでは、いくつかの不具合修正が行われました。例えば、2011年8月2日に音声着信やEメールの自動受信に関する問題が修正され、翌月にはCメールの文字数拡張やロック解除方法の追加も行われています。9月29日にはEメールアプリの改善や緊急地震速報への対応がされ、11月には充電中の不具合修正がなされました。これらのアップデートによって、ユーザーの使い勝手が向上しています。

まとめ

G'zOne IS11CAは、日本市場において特化した機能を持ち、安定した操作性を提供するAndroidスマートフォンです。信頼性の高いブランドであるG'zOneシリーズは、タフさと優れた機能性を追求するユーザーに支持されています。

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