Internet Explorer 8
Internet Explorer 8（IE8）は、マイクロソフトが2009年3月20日に公開したWebブラウザで、Internet Explorerファミリーの一員です。
InPrivateブラウズ:
閲覧履歴やCookieなどのデータを残さずにWeb閲覧できるInPrivateブラウズ機能を搭載しました。この機能は通常のモードとは別に起動するため、両モードを同時に使用可能です。InPrivateモードでは、閲覧履歴、インターネット一時ファイル、フォームデータ、Cookie、ユーザー名/パスワード、検索履歴が保存されません。また、標準設定では、拡張機能が自動的に無効化されます。
SmartScreenフィルター:
IE7で導入されたフィッシング詐欺対策を強化し、フィッシング詐欺サイトやマルウェア感染の可能性があるページへの接続を事前にブロックします。
Webスライス:
ニュース、天気、オークション情報など、Webページ内の特定のコンテンツを購読できる機能です。購読した情報は、お気に入りバーで確認でき、自動的に更新されます。Webスライスの仕様はXMLベースで、Microsoft Open Specification Promiseの下で公開されています。
アクセラレータ:
Webページ上のテキストを選択し、Webサービスを利用して追加情報を得られる機能です。標準で、検索、翻訳、地図、メールへのアクセスを提供するアクセラレータが含まれています。アクセラレータもXMLベースの仕様で、Microsoft Open Specification Promiseの下で公開されています。
Web標準準拠:
IE8は、Web標準に準拠して開発されました。標準モードではWeb標準に準拠し、互換性モードではIE7以前の仕様に準拠します。バージョンベクターによって、Quirks mode、IE7、IE8の各仕様に切り替えることが可能です。IE8は、Web Standards Projectが公開しているAcid2テストに合格しています。CSS1の完全対応、CSS2.1の大部分、CSS3の部分的な対応に加え、Data URI、HTML 4.01、、Selectors API level 1、Session Storage、Local Storageにも対応しました。
タブブラウジングの強化:
タブから開いたタブ同士を色分けでグループ化する機能が追加され、最後に閲覧したセッションの再開や、閉じたタブの再開も可能になりました。ただし、InPrivateモードで閲覧したセッションは再開できません。
開発者ツール:
HTML、CSS、JavaScriptのデバッグやチェックを行える開発者ツールが標準で搭載されています。
検索機能:
検索ボックスの機能が強化され、キーワード入力時に検索プロバイダーから提供される検索候補を利用できるようになりました。この検索候補はOpenSearch規格に準拠しています。また、ページ内検索機能も改善され、テキストの強調表示や該当箇所への移動が容易になりました。
自動クラッシュ回復:
タブごとにプロセスが分離されているため、タブのクラッシュが他のタブに影響を与えることはありません。クラッシュしたタブは自動的に回復処理に入ります。
互換表示:
IE7以前のブラウザに近い表示を再現する「互換表示」ボタンが実装されましたが、完全な互換表示ではなく、表示が崩れる場合もあります。
対応OS:
IE8は、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、Windows Server 2008 R2で利用できます。
Windows XPとWindows Server 2003のサポート終了に伴い、IE8は2016年1月12日に完全にサポートが終了しました。マイクロソフトは、Windows Vista以降のOSに対して、最新バージョンのInternet Explorerのみをサポートする方針をとったため、IE8はこのサポート対象外となりました。
主な特徴
InPrivateブラウズ:
閲覧履歴やCookieなどのデータを残さずにWeb閲覧できるInPrivateブラウズ機能を搭載しました。この機能は通常のモードとは別に起動するため、両モードを同時に使用可能です。InPrivateモードでは、閲覧履歴、インターネット一時ファイル、フォームデータ、Cookie、ユーザー名/パスワード、検索履歴が保存されません。また、標準設定では、拡張機能が自動的に無効化されます。
SmartScreenフィルター:
IE7で導入されたフィッシング詐欺対策を強化し、フィッシング詐欺サイトやマルウェア感染の可能性があるページへの接続を事前にブロックします。
Webスライス:
ニュース、天気、オークション情報など、Webページ内の特定のコンテンツを購読できる機能です。購読した情報は、お気に入りバーで確認でき、自動的に更新されます。Webスライスの仕様はXMLベースで、Microsoft Open Specification Promiseの下で公開されています。
アクセラレータ:
Webページ上のテキストを選択し、Webサービスを利用して追加情報を得られる機能です。標準で、検索、翻訳、地図、メールへのアクセスを提供するアクセラレータが含まれています。アクセラレータもXMLベースの仕様で、Microsoft Open Specification Promiseの下で公開されています。
Web標準準拠:
IE8は、Web標準に準拠して開発されました。標準モードではWeb標準に準拠し、互換性モードではIE7以前の仕様に準拠します。バージョンベクターによって、Quirks mode、IE7、IE8の各仕様に切り替えることが可能です。IE8は、Web Standards Projectが公開しているAcid2テストに合格しています。CSS1の完全対応、CSS2.1の大部分、CSS3の部分的な対応に加え、Data URI、HTML 4.01、、Selectors API level 1、Session Storage、Local Storageにも対応しました。
タブブラウジングの強化:
タブから開いたタブ同士を色分けでグループ化する機能が追加され、最後に閲覧したセッションの再開や、閉じたタブの再開も可能になりました。ただし、InPrivateモードで閲覧したセッションは再開できません。
開発者ツール:
HTML、CSS、JavaScriptのデバッグやチェックを行える開発者ツールが標準で搭載されています。
検索機能:
検索ボックスの機能が強化され、キーワード入力時に検索プロバイダーから提供される検索候補を利用できるようになりました。この検索候補はOpenSearch規格に準拠しています。また、ページ内検索機能も改善され、テキストの強調表示や該当箇所への移動が容易になりました。
自動クラッシュ回復:
タブごとにプロセスが分離されているため、タブのクラッシュが他のタブに影響を与えることはありません。クラッシュしたタブは自動的に回復処理に入ります。
互換表示:
IE7以前のブラウザに近い表示を再現する「互換表示」ボタンが実装されましたが、完全な互換表示ではなく、表示が崩れる場合もあります。
対応OS:
IE8は、Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、Windows Server 2008 R2で利用できます。
その他の機能
- - DEP（データ実行防止）によるメモリ保護が既定で有効化されました。
- - XSS（クロスサイトスクリプティング）フィルターにより、情報漏えいを防止します。
- - アドレスバーでは、ドメイン名が強調表示される「ドメインハイライト機能」が追加されました。
- - ページのレンダリングやJavaScriptのパフォーマンスが向上しました。
- - ユーザーのWebサイトアクセス情報を基に、興味を持つと思われるWebサイトを提案する「おすすめサイト」機能が搭載されました。
サポート終了
Windows XPとWindows Server 2003のサポート終了に伴い、IE8は2016年1月12日に完全にサポートが終了しました。マイクロソフトは、Windows Vista以降のOSに対して、最新バージョンのInternet Explorerのみをサポートする方針をとったため、IE8はこのサポート対象外となりました。
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