JAPANロッケフェスティバル

JAPANロッケフェスティバル

『JAPANロッケフェスティバル』（ジャパンロッケフェスティバル、英語表記：JPN LOC FES★）は、フジテレビ系で放送されたバラエティ番組で、2010年10月18日から12月20日まで毎週月曜日の23:00から23:30（JST）に放送されていました。

番組の概要

本番組は、ゲストとして招かれる女優、通称「お女優様」の要望に応じて、若手芸人たちが様々なシチュエーションで過激なゲームに挑戦する形式です。中には、爆破や粉まみれの演出が含まれ、視聴者にとっては楽しめる刺激的な内容が特徴でした。

『回り回って新しい』という出演者のコメント通り、独特なスタイルを持ったこの番組は、フジロックフェスティバルをモチーフにしているものの、直接的にはフジの名前は使われていません。ゲームが終了した後には、ゲストのお女優様が最も気に入った芸人に、特別なトロフィーとしてメガホンを模した賞品が授与されるのも印象的です。このメガホンは番組の重要なアイテムとなり、MCが進行を指示する際にも用いられました。

また、番組内ではサンボマスターなどのロック系アーティストの楽曲がBGMとして流れ、視聴者にロックフェスティバルの雰囲気を楽しませる工夫がなされていました。

放送の経過

2011年1月以降も続く予定だったものの、初めの放送から視聴率が芳しくない状況が続きます。毎回視聴率は10%以上を記録した前番組『ホンマでっか!?TV』に対し、『JAPANロッケフェスティバル』は平均で8%以下に留まりました。2010年11月29日に行われたリニューアル後も状況はあまり変わらず、最終的に2010年12月20日をもって番組は急遽打ち切られました。

主な出演者

番組のMCは、宮川大輔とケンドーコバヤシが務めました。彼らはリボルバーのプロップガンを手に持ち、暴走する出演者にツッコミを入れる役割を担っていました。進行役の山﨑夕貴（フジテレビアナウンサー）を含め、多くの若手芸人が参加しました。芸人たちには、COWCOWや小島よしお、さらば青春の光、ナイツなどが名を連ね、様々なスタイルとキャラクターをもった芸人たちが登場しました。

スタッフと制作の仕組み

番組のナレーションは、服部潤が務め、構成作家陣には興津豪乃やオークラなどが名を連ねています。また、多くのスタッフが番組制作に関与し、照明や音声、美術などにおいても細かな配慮がなされていました。

関連番組

本番組には『エチカの鏡』という、2008年から2010年まで放送された前身番組があります。歴史があるバラエティ番組の影響を受けながら、独自の路線を模索していたことが伺えます。さらなるエンターテインメントの可能性を追求し、視聴者に新しい楽しみ方を提供することを目指した『JAPANロッケフェスティバル』、その挑戦の軌跡は、今後も語り継がれることでしょう。

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