JR貨物U52A形コンテナ

U52A形コンテナの詳細

U52A形コンテナは、日本貨物鉄道（JR貨物）が運用する31フィートの私有有蓋コンテナであり、主に普通品の輸送に特化しています。このコンテナの名称の中の「52」は容積に基づくもので、対象とする容積は51.5立方メートルから52.4立方メートルまでの範囲に含まれています。また、末尾の「A」は使用目的を示すもので、普通品の輸送を表しています。

番台ごとの特徴

38000番台

• - 38001 - 38005: これらのコンテナは札幌通運が所有しており、横浜ゴムから借り受けたものです。
• - 38006 - 38012: 札幌通運が所有するタイプ。
• - 38013 - 38022: ロジネットジャパン東日本が所有。
• - 38023 - 38042: 旭が所有し、淡路共正陸運が借受。
• - 38043 - 38046: 浪速運送所有。
• - 38047 - 38076: 旭が所有し、淡路共正陸運が借受。38057以降のコンテナはNX商事の銘板を使用しています。

39500番台

• - 39501 - 39510: 刈谷通運が所有しており、一部は後に静岡通運に転属されました。2021年5月頃の時点では、全てのコンテナはカリツーの塗装が施されていましたが、39508は静岡通運のオリジナルカラーに変更されています。
• - 39511 - 39514: 日本梱包運輸倉庫が所有。
• - 39515: 日本石油輸送が運用するウイングルーフ式の有蓋コンテナで、特によく利用されます。
• - 39516 - 39517: 日本通運が所有し、日通商事製作。片方が一方開きの構造で、両側はフルウイングが採用されています。

その後、39518から39534まではセンコーが所有しています。特に39524から39528のものは元々積水ハウスから借り受けたものですが、センコーに返却後はロゴのみ塗り潰されています。

39535 - 39566

この範囲のコンテナは、日本通運が所有しており、日通商事が製作したものです。両側フルウイング仕様で、規格外となるハローマークも付与されています。

その他の番台

39567から39573まではいくつかの運送会社が所有しています。特に39572は、福岡貨物ターミナル駅での事故により大破したものの、修理および新造で運用が復帰しました。

次に、39574から39578は全国通運による所有で、特にCO2削減のために開発された『スーパーグリーン・シャトル』シリーズの統一デザインが施されています。

最後に、39579から39612までは全国通運や日本通運によって所有されており、日通商事製作のコンテナが中心です。これらのコンテナは、さまざまな運送目的に応じて幅広く利用されています。

このように、U52A形コンテナは各番台によって所有者や使用条件が異なる多様な出自を持ち、日本国内の貨物輸送において重要な役割を果たしています。特にその設計は、運搬の効率や安定性を高めるために工夫されており、今後も多くの場面で活躍することでしょう。

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