K003

簡単ケータイ K003（KY003）は、京セラが日本国内向けに開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話がauブランドで展開したCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。この端末は、特に携帯電話の操作に不慣れなユーザーや高齢者を主なターゲットとして設計されました。

主な特徴

• - 幅広いユーザー層に対応

携帯電話を初めて使う方から高齢者まで、誰もが直感的に操作できることを目指した設計がされています。音声通話に特化し、シンプルで分かりやすいインターフェースが採用されています。

• - スライド式電源スイッチ

従来の携帯電話によく見られるボタン式の電源キーではなく、独立したスライド式スイッチを採用。これにより、誤操作を防ぎ、確実な電源のオンオフを可能にしています。

• - microSDHC対応

最大16GBまでのmicroSDHCメモリーカードに対応しており、写真や音楽などのデータを保存できます。これにより、通話以外の楽しみ方も広がりました。

• - チップセットの変更

従来のKCPプラットフォーム搭載のau携帯電話ではMSM6550が使用されていましたが、K003ではQSC6075に変更されました。これにより、処理能力の向上が図られています。

沿革

• - 2009年5月25日：KDDIおよび京セラより、K003が公式に発表されました。
• - 2009年8月7日：全国で一斉に発売が開始されました。
• - 2010年5月：販売が終了しました。

対応サービス

• - 音声通話
• - SMS（ショートメッセージサービス）
• - EZweb（一部機能）
• - カメラ機能
• - microSDHCによるデータ保存

不具合および新機能の追加

2010年6月24日に、ソフトウェアアップデートを通じて以下の新機能が追加されました。

• - auフェムトセル対応

宅内用小型基地局である「auフェムトセル」に対応し、電波状況が悪い場所でも快適な通話が可能になりました。

関連情報

• - 簡単ケータイシリーズ

簡単ケータイは、高齢者や携帯電話初心者向けに開発されたシリーズで、K003もその一環です。

• - 関連機種

A101KやK004など、他の簡単ケータイシリーズの機種も存在します。

外部リンク

• - 簡単ケータイ K003 (KYOCERA)
• - 簡単ケータイK003 | 2009年 | 製品アーカイブ | au

簡単ケータイ K003は、その使いやすさとシンプルな機能により、幅広いユーザーに支持された携帯電話でした。特に、高齢者や携帯電話の操作に不慣れな方にとっては、非常に使いやすいモデルであったと言えるでしょう。

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