KDDI PRIME TIME RADIO

『KDDI PRIME TIME RADIO』は、2003年10月から2005年3月にかけてTOKYO FMをキー局として、JFN系列の37局で放送されたラジオ番組です。

この番組は、前番組である「SUNDAY POWER OF JAPAN」の枠を一部引き継ぎ、その中の「HEART BEAT SELECTION」と「World Moves」というコーナーの時間帯に放送されました。放送時間は、正午12時から午後1時20分までとなっており、FMぐんまにおいては、午後12時59分頃に番組が終了していました。また、午後1時20分から午後1時25分までの5分間は、ローカルセールス枠として扱われていました。

番組のDJは、ジョージ・ウィリアムズが担当し、KDDIによる一社提供という形で放送されました。番組終了後、後続番組として「au DOWNLOAD MUSIC CHART」がスタートしましたが、スポンサーはほぼ変わらず、放送時間もそのまま引き継がれました。

『KDDI PRIME TIME RADIO』の直前に放送されていた番組「ライブメモリアル」は、タイトルはそのままに独立番組として放送されることになり、ナビゲーターがケイから手島に変更されました。また、本番組が開始されるまでKDDIが提供していた「Artist On Line」の枠は、CharがDJを務める「ENEOS Rock on the way」に変更となりました。このように、番組改編期には、さまざまな番組が変化を遂げました。

JFN系列では当時、日曜日の時報はSo-net|so-netが担当していましたが、当番組の放送時間である午後1時の時報に限っては「アースコンシャス」に変更されていました。この変更は、後番組である「au DOWNLOAD MUSIC CHART」でも同様に適用されました。これは、スポンサーであるKDDIの意向が反映されたものと考えられます。

この番組は、当時の音楽トレンドや、アーティストの情報を発信し、多くのリスナーに支持されていました。ジョージ・ウィリアムズの軽快なトークと、選曲のセンスが番組の魅力であり、人気を博していました。短い期間での放送でしたが、リスナーの記憶に残る番組の一つです。KDDIは、この番組を通じて、音楽ファンへアプローチすることで、企業イメージの向上を図っていたと考えられます。

番組終了後、後番組の「au DOWNLOAD MUSIC CHART」は、当時の音楽チャートをランキング形式で紹介する番組であり、携帯電話の着信音やダウンロードという、時代を反映した内容でした。この番組もまた、多くのリスナーから支持を集め、人気番組となりました。このように、KDDIは、音楽番組を通して、様々な形でユーザーとの接点を持ち続けていました。

『KDDI PRIME TIME RADIO』は、短い期間ではありましたが、当時のラジオ文化の一端を担う番組として、その存在を語り継がれています。番組を通じて、多くの音楽ファンに新たな音楽との出会いの場を提供し、ラジオの魅力を再認識させる一助となったことは間違いありません。

もう一度検索