KID MIXセクション

KID MIXセクション：懐かしのヒロインとポンジャン対戦！

2001年6月28日、日本のゲームブランドKIDより発売されたプレイステーション用ゲームソフト『KID MIXセクション』。本作は、麻雀を簡略化したポンジャンを用いて、KIDの人気恋愛アドベンチャーゲーム『Memories Off』、『infinity』、『夢のつばさ』、『てんたま』のヒロインたちと対戦できる、ユニークな作品です。

ゲーム内容

ゲームの目的は、ポンジャンでヒロインたちを打ち負かすことです。各ゲームタイトルごとに異なる13種類の牌と25種類の役が用意されており、同じ絵柄の牌を3組揃えることで「上がり」となります。役の組み合わせは、それぞれのゲームの世界観やキャラクターを彷彿とさせるデザインになっています。

ゲームモードは主に2種類。「ストーリーモード」では、シナリオに沿ってヒロインたちと対戦し、物語を進めていきます。クリア後にはパスワードが表示され、公式サイトに入力することで、携帯電話の着信メロディーや待ち受け画面などの特典を入手できました（現在はサービス終了）。さらに、アンケートハガキを送付すると、キャラクター名を含む特別なメールアドレスを取得できる「キッドでメールサービス」も実施されていました（現在はサービス終了）。

もう一つのモード「フリー対戦」では、好きなヒロインを選んで自由に対戦できます。特定のヒロイン同士を対戦させると、それぞれのキャラクターの関係性に基づいたミニシナリオが展開されるなど、遊びの幅が広がります。例えば、クールビューティーな詩音と遙の対戦など、様々な組み合わせを楽しむことができます。

ストーリー

主人公である若きゲーム開発者・有沢拓海は、開発中のゲームにバグが発生し、電脳世界へ迷い込んでしまいます。そこで出会うのは、電脳ナビゲーターのAI・アイネ。アイネの案内により、ポンジャンが流行し混沌としたゲーム世界を修正していくことになります。この事件の根源には、拓海の同僚である石峰瑶子が深く関わっているようです。

登場人物

オリジナルキャラクター

有沢 拓海: 主人公。美少女キャラクター好きで、やや軽薄な性格のゲーム開発者。「バーチャルステーション」という仮想現実世界を体感できるシステムを開発しています。
アイネ: 釘宮理恵さんが声を担当する、30cmほどの電脳ナビゲーターAI。小うるさい一面もある一方、お茶目な一面も持ち合わせています。
石峰 瑶子: 拓海の同僚。アイネのモデルにもなっており、ポンジャンにハマり込み、今回の事件の引き金を作った人物です。

各ゲームヒロイン

Memories Off
桧月 彩花 (山本麻里安)
今坂 唯笑 (那須めぐみ)
双海 詩音 (利田優子)
稲穂 信 (間島淳司)

infinity
川島 優夏 (川上とも子)
樋口 遙 (松岡由貴)

夢のつばさ
瑞雲 しずく (本井えみ)
深山 勇希 (大本眞基子)

てんたま
花梨 (こおろぎさとみ)
小高 真央 (日高奈留美)
七瀬 結花 (冬馬由美)
相沢 貴史 (栗津貴嗣)

スタッフ

キャラクターデザイン：輿水隆之
シナリオ：椎名なるみ
サウンド：阿保剛
プロデューサー：市川和弘
ディレクター：柴田太郎

本作は、懐かしいKID作品のヒロインたちと触れ合えるだけでなく、ポンジャンというシンプルなゲーム性と、個性的なキャラクター、そして当時のオンラインサービスとの連携など、様々な魅力が詰まった作品となっています。 当時プレイした方も、そうでない方も、ぜひこの作品の世界を覗いてみてください。

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