L-04C

ドコモ スマートフォン Optimus chat L-04C

概要

Optimus chat L-04Cは、NTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）端末として、LGエレクトロニクスによって設計されました。この端末は、初めて日本市場向けにリリースされたLGのスマートフォンであり、多くの機能と利便性を兼ね備えています。システムにはAndroid 2.2を採用しており、ユーザーは直感的に操作できるよう設計されています。

Optimus chat L-04Cのデザインは非常にユニークで、スライド式のQWERTYキーボードが搭載されています。これは日本国内で発売されるAndroid端末としては初の試みであり、タッチパネルと併用することで、さまざまな操作が簡便に行えます。タッチパネルはフルタッチ式の静電容量式を使用しており、スライド式キーボードを使用していない場合でも優れた操作性を提供します。また、スライドを閉じた状態でも、電話の発信・終話ボタンやホームボタン、タッチ式のメニューや戻るキー、サーチキーが用意されています。音量調整ボタンは右側面に配置され、快適な操作をサポートします。

スペックと機能

NTTドコモは、この端末をスマートフォンのエントリーモデルとして位置づけており、スペックを抑えることで価格を抑えています。特に初心者向けのユーザーインターフェースは、従来のドコモケータイのメニューに似せて作られていて、使いやすさに重点を置いています。ただし、通常のAndroidやサードパーティ製のホーム画面へ変更することも可能です。

カメラと通信機能

本機には、ソニー製の有効300万画素CMOSセンサーを搭載したカメラがあり、顔追跡やオートフォーカス、手振れ補正機能をサポートしています。カメラの操作や設定はすべてタッチパネルで行えるため、使い勝手も良好です。また、GPS機能や国際ローミング（WORLD WING）、Bluetoothにも対応しています。さらに、モーションセンサーも内蔵しており、直感的なアプリ操作が可能です。

この端末は、FOMAハイスピードに対応し、下り最大7.2Mbps、上り2Mbpsの通信速度を実現しています。Wi-FiはIEEE802.11b/gに対応しており、家庭や公共の場所でのインターネット接続もサポートします。ただし、海外での使用にはSIMロック解除が必要で、特定のキャリアによっては周波数が異なる場合があります。

メールとブラウザ機能

メール機能も充実しており、GmailやPOP、IMAPメールのサポートがあります。特にGmailでは複数アカウントのプッシュメールが可能で、音声入力機能も搭載されています。ブラウザはHTML5に対応しているため、最新のウェブコンテンツを楽しむことができますが、Flash Playerには非対応です。

アプリケーションとサービス

Optimus chat L-04Cは、Google Play（旧Androidマーケット）やドコモマーケットからアプリケーションをダウンロードでき、他のAndroid機器と同様に多くのアプリが利用可能です。また、各種プリインストールアプリには、Gmail、Google Maps、YouTube、Twitter、Facebookなどが含まれています。

PCとの接続

PCと接続するためには、LG On-Screen Phoneという専用ソフトウェアを使用します。これにより、PCの画面上でL-04Cを操作することができ、より便利なデータ管理が実現します。BluetoothやUSB接続を通じて、シームレスにデータのやり取りが可能です。

まとめ

Optimus chat L-04Cは、LGエレクトロニクスが手がけた特徴あるスマートフォンで、エントリーモデルながら多彩な機能に恵まれています。特にスライド式QWERTYキーボードと初心者にも優しいインターフェースは、スマートフォンデビューを考えるユーザーに適した選択肢と言えるでしょう。

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