MOTH POET HOTEL

MOTH POET HOTELについて

『MOTH POET HOTEL』（モス・ポエト・ホテル）は、イギリスの伝説的ロックバンド「モット・ザ・フープル」に捧げるトリビュート・アルバムです。このアルバムは、日本限定で企画されたもので、1996年に日本コロムビアのレーベルであるTRIADからリリースされました。本作の発起人は、モット・ザ・フープルのキーボーディストであるモーガン・フィッシャーで、彼自身がプロデュースも手がけています。興味深いことに、これはモット・ザ・フープルをテーマにした世界初のトリビュート・アルバムなのです。

アルバムには、モーガン・フィッシャーの他にも、クイーンのギタリストであるブライアン・メイや、日本のバンドザ・イエロー・モンキー、ザ・ハイロウズ、さらにTHE BOOMのボーカリスト宮沢和史など、多様なアーティストが参加しています。モーガン・フィッシャーは1980年代から日本に住んでおり、その間に多くの日本のミュージシャンとコラボレーションをしています。彼は特にヒートウェイヴを高く評価しており、このバンドのギタリスト・ボーカルである山口洋との長い付き合いがあります。そうした背景の中で、フィッシャーはさまざまな才能を集めて本アルバムを制作しました。

アルバムのジャケットには、モット・ザ・フープルのボーカリストであるイアン・ハンターが使用するH字型ギターのイラストが描かれています。収録曲は、1曲目がボーカル参加者によるメドレーとなり、2曲目以降は個々のアーティストやバンドによる演奏が続きます。また、英語の原歌詞を新たに解釈した日本語の歌詞にアレンジされた楽曲も4曲（3、4、6、7曲目）収められています。イアン・ハンターは、これらの日本語アレンジを英語に翻訳し、その内容を高く評価したとのことです。

2000年には、このアルバムがイギリスのインディーレーベル「エンジェル・エアー」からリリースされる計画がありましたが、ブライアン・メイのマネージャーがこの小さなレーベルでは無理だと見込み、結局は実現しませんでした。

収録曲

1. **すべての若き野郎ども (

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