Minori Chihara Live Tour 2011 〜Key for Defection〜

茅原実里 Live Tour 2011 〜Key for Defection〜

『Minori Chihara Live Tour 2011 〜Key for Defection〜』は、茅原実里が2011年2月12日から5月8日にかけて開催した4回目のコンサートツアーです。このツアーは、彼女にとって初のシングル作品を引っ提げて行われたもので、同年2月9日に同時発売された「Defection」と「KEY FOR LIFE」が中心となりました。

概要

このツアーは、全国のZepp会場を巡るという、茅原実里にとって初のZepp会場全制覇を達成したツアーでもあります。当初は3月21日までの予定でしたが、東日本大震災の影響で東京と札幌公演が延期となり、後に振替公演日が発表されました。

ツアーのキーカラーは「黄」であり、フラッグの色にも反映されています。茅原自身は、このツアーの目標として「一曲一曲、一瞬一瞬を心に焼きつけ、強く思いながら歌を唄う」、「去年とは違う自分が見せられる、違うエネルギーを与えるライブツアーにする」ということを掲げていました。

延期された東京・札幌公演では、通常のライブグッズに加えてチャリティーグッズが販売され、その収益は東日本大震災の義援金として寄付されました。各公演ではアコースティックコーナーが設けられ、日替わりで2曲ずつが披露されました。

ライブアルバム

ツアーの模様は、『Minori Chihara Live Tour 2011 〜Key for Defection〜 LIVE CD+PHOTO BOOK』として、ライブアルバム化されました。このアルバムは、Zepp Tokyoで行われた5月2日の公演の模様を収録したもので、CD3枚組とフォトブックがセットになっています。CDは、1枚目がスタイリッシュサイド、2枚目がハッピーサイド、3枚目がアンコール以降の楽曲という構成で、当日の公演を完全収録しています。

ライブアルバムとしてリリースされるのは、茅原実里のコンサートツアーとしては初の試みであり、CD作品にフォトブックが同梱されるのは、2枚目のオリジナルアルバム『Parade』以来となります。

会場限定CD

また、このツアーでは、茅原実里のサポートバンド『CMB』のインストゥルメンタルアルバム『SOUND MAJESTY』が会場限定で販売されました。このアルバムには、コンサートで演奏された楽曲が新たにスタジオレコーディングされた音源として収録されており、各楽曲のタイトルも正式に決定されました。

CMBのメンバーは、須藤賢一（キーボード）、山本直哉（ベース）、岩田ガンタ康彦（ドラム・パーカッション）、室屋光一郎（ギター）、加藤大祐（ヴァイオリン）で構成されています。

まとめ

『Minori Chihara Live Tour 2011 〜Key for Defection〜』は、茅原実里にとって多くの「初」が詰まった特別なツアーでした。シングル作品を引っ提げてのツアー、初のZepp会場全制覇、そして初のライブアルバムリリース。このツアーは、彼女の音楽キャリアにおいて重要なターニングポイントとなったと言えるでしょう。

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