Mojang Studios

Mojang Studios

Mojang Studiosはスウェーデン、ストックホルムに拠点を置く著名なゲーム開発会社で、マイクロソフトの子会社として知られています。2009年5月、創設者であるマルクス・ペルソン（通称Notch）によって設立され、最も有名な作品である『Minecraft』は、2017年2月時点でJava版のみで2400万本、全プラットフォームを合算すると1億2200万本以上の売り上げを記録しています。

歴史

設立前後 (2009-2014)

Mojangは2010年の初めに設立され、その過程でマルクス・ペルソンがValve Corporationからの雇用提案を受けるも、最終的にはJakob Porsérと共に自らの会社を設立することを選びました。その後、Carl MannehがCEOに就任し、会社の方向性を定めました。2011年には、Facebookの元CEOであるショーン・パーカーからの投資提案がありましたが、そのオファーは辞退しています。

マイクロソフトの子会社 (2014-現在)

2014年9月15日、マイクロソフトはMojangを25億ドルで買収することを発表しました。11月6日には正式にマイクロソフト傘下となり、開発チームはMicrosoft Studiosの一員として新たなスタートを切りました。創設者であるマルクス・ペルソンやカール・マンネ、ヤコブ・ポーシャーの3名はこの際に退社しています。

ゲームとミニゲーム

Mojangはその代表作『Minecraft』の他にも、さまざまなゲームを開発しています。特に、プレイヤー同士が対戦や協力を楽しむことができるミニゲームも人気を博しています。これらのゲームは独自の魅力を持ち、プレイヤーに新しい体験を提供しています。

開発中止となったタイトル

0x10c

2012年4月4日には、サンドボックス型のSFコンピュータゲーム「0x10c」の公式サイトが開設されました。この作品は、非常に期待されていましたが、2013年8月に開発が無期限に延期されることが決定しました。ただし、2014年9月15日にはC418がこのゲームのために作曲したサウンドトラックをBandcampでリリースしました。

受賞歴

Mojangは、ゲーム界で様々な評価を受けており、2011年にはMarch Developers' Showdownでの受賞歴もあります。

ベセスダとの訴訟

2011年9月27日、Mojangはベセスダ・ソフトワークスの親会社ゼニマックス・メディアから訴訟を提起されました。ベセスダ側は、Mojangが開発中の「Scrolls」が自社のヒット作であるThe Elder Scrollsの商標を侵害していると主張しました。10月18日には、マルクス・ペルソンが訴えられた仮処分申請が退けられたことを発表しましたが、ベセスダが抗告する可能性があることも明らかにされました。

Mojang Studiosはその革新性と高い品質を持つゲームを通じて、プレイヤーの心を捉え続けています。

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