Mr.Children Dome Tour 2019 Against All GRAVITY

Mr.Children Dome Tour 2019 Against All GRAVITY：ライブ映像作品の詳細

2019年、Mr.Childrenは全国5大ドームを巡る大規模ツアー『Against All GRAVITY』を開催しました。本ツアーの模様を収めた映像作品は、2019年12月25日にDVDとBlu-ray Discで発売され、多くのファンを魅了しました。

映像作品の内容

この映像作品は、ツアーファイナルとなったナゴヤドーム公演2日目の模様を余すことなく収録しています。さらに、東京ドーム公演2日目のライブ音源を収録した2枚組CDも同梱されており、まさにファン必携のアイテムと言えるでしょう。ただし、CDには時間の都合上、MCの大部分がカットされている点には注意が必要です。

先行してYouTube公式チャンネルで「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」「addiction」「名もなき詩」「皮膚呼吸」のライブ映像が公開され、発売への期待感を高めました。

監督は稲垣哲朗氏、アートディレクターは薮田修身氏が担当し、音楽兼クリエイティブディレクターは前作に引き続きケン・マスイ氏が務めています。ステージ演出も工夫が凝らされており、メインステージ左右とセンターに花道が設置され、床面にはLEDビジョンが埋め込まれています。これにより、ダイナミックで視覚的なライブ体験が実現しています。

セットリストは、アルバム『重力と呼吸』からの楽曲を除くなど、独自の選曲となっています。「箱庭」「day by day (愛犬クルの物語)」はアリーナツアーでも演奏されておらず、今回の映像作品でも聴くことができません。しかし、シングル売上TOP3である「innocent world」「Tomorrow never knows」「名もなき詩」に加え、「Sign」「HANABI」といった2000年代の代表曲も収録されており、Mr.Childrenの幅広い魅力が凝縮されています。

全21曲というセットリストは、過去のドーム公演と比較しても少ない楽曲数ですが、その分、各楽曲へのこだわりを感じさせる構成となっています。また、アンコールには「皮膚呼吸」が収録されており、ライブの感動的なフィナーレを再現しています。

特筆すべき点

このツアーは、2020年以降の新型コロナウイルスの流行により、ライブスケジュールの白紙化を余儀なくされたため、約2年半にわたるMr.Childrenの活動における最後のツアーとなりました。そのため、この映像作品は、多くのファンにとって、非常に貴重な記録となっています。

演奏メンバー

Mr.Children
桜井和寿：Vocal & Guitar
田原健一：Guitar
中川敬輔：Bass
鈴木英哉：Drums
Support musician
SUNNY：Keyboards & Chorus & Guitar
世武裕子：Keyboards & Chorus

収録内容

Blu-ray/DVDには、オープニング映像からアンコールまで、全編にわたるライブパフォーマンスが収録されています。特に注目すべきは、「everybody goes ～秩序のない現代にドロップキック～」が約10年ぶりに映像化されたこと、「CANDY」「旅立ちの唄」といったレア曲が約3年ぶりに演奏され、約9年半ぶりに映像化されたこと、「SUNRISE」がライブツアーで初披露されたことです。さらに、アンコール後のエンドロールには、ライブ当日の桜井和寿氏の視点からの映像と、次作アルバム『SOUNDTRACKS』のロンドンでのレコーディング風景が少しだけ収録されており、ファンにとって嬉しいサプライズとなっています。CDには、ライブ本編の音源が収録されています。

この映像作品は、Mr.Childrenの音楽性とパフォーマンスを余すことなく伝える、まさに永久保存版と言えるでしょう。

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